金カム)杉元と山猫
射撃が下手な杉元さんと得意な尾形さん。二人並んで獲物を撃つ、っていう妄想絵です。
主人公というのは華があり、強く、くじけない心を持っているもの。そういう主人公には必ずと言っていいほど「ライバル」好敵手がいます。互いに引き立てあい、ともに成長し、見ている読者としては主人公よりもライバルのほうが魅力的に見えることもあります。
「あしたのジョー」「スラムダンク」とか。
この「ゴールデンカムイ」もそういう感じがします。
二人の出会いは雪山で、アシリパさんと杉元が元囚人の話を聞いてるときだったか、そこに元囚人を撃ち抜いて殺してしまう尾形。当初から単独行動だった尾形さん。謎ですね~
不死身の杉元に半殺しの目にあい、のちに再会、合流した時、あいつは裏切る、と杉元っさん。俺は根に持つ性格じゃない、今のは傷ついたよ、という尾形。どうだか。
ある場面で杉元はピンチになってる尾形を助ける。別にお前を好きで助けたわけじゃないと杉元っさん。次に杉元が敵に銃で狙われてるところを食い止めた尾形。俺もお前のこと好きじゃないぜ…。借りを返したつもりだろうか、それなら一つ残ってる。
半殺しの目にあわさないと。杉元に殺されかけたから。
…で、網走で杉元を撃った理由かなって私は思ったんですが。
一応キロランケにはのっぺらぼうが杉元に暗号のことを話していたかもしれないから撃ったと言ってましたが…さてどうでしょう。
杉元を撃った弾丸は不殺銃弾で頭部の端に当たった。もしかしたら生きているかも、と。
・・・。ほんとに半殺しのやり返しだったんじゃないの(白目
尾形さん、やはりあんたは根に持つ性格だったんじゃないの。
尾形とアシリパさんの仲はどうでしょうか。
最初はそんな仲良くもないけど鳥を撃とうとしたらあの鳥は銃では無理とアシリパに止められムキになって取ってきて自慢げに自分の狙撃の腕を見せる。(ここら辺の杉元とのやり取り面白いですよね)
脳みそ拒否したりチタタプ無言だし(でも叩くけど)しかし後半、網走近くになってだんだん尾形は餌付けに参加したり笑チタタプも言うようになった。もしかしたら尾形の目論見だろうか。暗号のカギを握るアシリパ奪還のためアシリパの気を引くようになったと。
すっかり皆と馴染んだフリをして油断させておいて…キロちゃんと共謀、のっぺらぼうを殺してアシリパを杉元から奪う…。(キロちゃんの思惑もよくわからん)
ここから私のもっと勝手な想像なんですが、
尾形は杉元とアシリパの関係性を壊したかったのかなって。
杉元ポジションを奪いたかった…。…!なんという少女漫画展開!(昭和の)
すぐ近くで杉元とアシリパのきずなの深さを見てるんですからね…尾形さんはどこかそういう二人の姿を羨ましく思ったのかなって。
杉元がいなくなればアシリパはこちら側に向いてくる。だからあの顔とセリフですよ。
元気を出すんだ、行こう、アシリパ…
…(´;ω;`)ウゥゥ
なんか私はこのセリフと尾形の何とも言えない表情に泣きそうになりました。
優しいような、慈しむような。「愛情」を欲していた彼だから…。
杉元はもういない、俺がお前の相棒になろう。(金塊のため。黒いッ)
でも、樺太についてからはいつもの怪しい尾形さんなんですけどね。
個人的にはアシリパちゃんと尾形さんの旅路を見たいなと。
萌え…
トドの脂身を食べさせた時の尾形とアシリパのヴォエッがね。いいよね。
新刊出るやで!
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