音之進の三輪車…金カム198話感想。
※ネタバレ、絵は私のイメージ絵、うろ覚え文です。間違ってたらごめんなさい。
子供のころに出会った人や思い出のものなどは知らぬ間に脳裏に刻みつけられる。
楽しく優しくなるほどそれは色濃く刻まれる…。
私は幼稚園の頃か…一緒に砂場で遊んでくれた少年が印象的で、ずっとずっと記憶にあります。顔は思い出せないけど一緒に、ただ一緒に優しく遊んでくれたのがとても嬉しかったのです。あの少年とはまた会ったのかそれきりなのかもわかりません。引っ込み思案だった私にとっては良い思い出です。
鯉登少尉が14歳のころ出会った鶴見さんは優しく少年の胸の内を聴いていた。
(オイは鯉登家の落ちこぼれじゃ。兄さあの代わりにはなれん)
「君が父上のためにいなくなった兄以上の穴を埋める義務はないと思うがね」
(!)驚く少年。なんで今、自分の胸の内を読んだのか…。
鯉登少年の兄、海軍少尉だった平之丞は音之進よりも13歳年上。
日清戦争黄海海戦で清国の砲弾により殉死。
父は他の艦の上からその様子を見続けていたという。それ以来父は笑わなくなった。
音之進は船に乗ると兄の事を思い出して船酔いするようになり海軍将校にはなれんと。
近々、函館に引っ越すという。父の仕事の関係で。
ありがとう。また会おう。
うふふ、また会えますかねぇ?
また会えたのならお互い友人になれという天の声に従おうではないか。
2年後の函館。相変わらず音之進は三輪車バイクにまたがり町を走り回っていた。
その様子に町の人は海軍兵学校受験に落ちるんではないか、と噂していた。
そこに馬車と馬にまたがった男に囲まれた少年。
どけ!と言ったが馬はどく様子はない。
馬車から降りた男は少年の顔に布をかぶせ馬車の中に連れ込まれ走り去ってしまった。
三輪車はロシア大使館の中へ…。
4日後、父、鯉登平二の自宅に陸軍中尉の鶴見がやってきた。ロシア語堪能と切れ者のため今回の適任者に呼ばれたそうだ。鯉登父は海軍にはロシア語堪能者はいなかったのかと疑問を持ってはいたがやむを得ない…。
ロシア領のロシア大使館は夏場は無人。そこに三輪車が置かれていた。犯人はロシアに関する者。なぜ海軍中佐の息子を誘拐したのか。
捕らわれた息子、音之進は分析する。犯人はロシア語を話す…日本語はわかるのか?
これでも海軍の息子だからロシアの南下やきな臭い雰囲気は感じている。
父上は函館の対岸にある完工間近の「大湊水雷団(海軍の基地)」の監督ということが関係しているのか。
…ロシアはその函館の基地を破壊して船が太平洋に通りやすくしようとしているのかと色々推察する鶴見さん。犯人からは何も要望は無い。領事館に行くと電話は鳴るが鶴見は犯人からだとしてもすぐに取らないほうがいいと。(…鶴見さんの謎の考えですね)
…ずっと考え込む鯉登父。
そして決意する。
自分の子のために何十、何百の人を犠牲に戦争になるのはいかん。息子音之進には死んでもらうしかない…。
犠牲は我が子だけでよいということ…。
(この言葉を引き出すために鶴見は引き延ばしていたのかな…)
捕らわれの息子音之進は食べろとある食べ物を差し出される。
これは…月寒あんぱん…。ということは?
ということで、今週は終。
・・・・・・・。
胡散臭い!!とても!!
いかがでしょうか。
まさかこんなに話が長くなるとは思いませんでした、たらしこみ作業!鯉登編!
あれ?尾形対鯉登ちゃんの行方は次週ですか?それとももっと先?
物語を動かしているのはもはや尾形じゃん…主人公じゃん、もう…。
さて、その少年音之進を誘拐したグループですが…3人とも顔を隠しているので何者かは謎でありますが…勝手に予想してみましたよ。
実行犯は3人。馬で前を塞いだ男、あんぱん差し出したり世話してる男、少年に布をかぶせた男。あんぱんの男はロシア語を話す。日本語も可。(だろうと思う)
ロシア人なら長身で恰幅が良いが割と背が低い。
・・・。
師団で当てはまるのは馬が好きな元工兵キロランケ、隠密活動の宇佐美、ロシア語堪能発覚ホヤホヤの謎すぎる尾形、鶴見の忠臣月島…。宇佐美はまだわからないけど他3人はロシア語堪能。(あ、菊田特務曹長も候補かなあ)
鯉登ちゃん16歳なら尾形らはすでに軍にいるよね…ロシア語は若い頃に習得したのかな。
もしも、このグループにキロランケと尾形がいたら…この時に二人は画策してウィルクを殺し樺太へ行ったのか…とか。いまだにキロと尾形がなぜ結託したのかわからないのでね…。
あとなんでキロは最後に戦ったのが鯉登ちゃんなのか。谷垣とならわかるけどなぜ少尉とあんな戦いをしたのか。
考えすぎでしょうか。
師団にいるときの尾形は「鶴見中尉の下で動いていた」って言っていたので汚れ仕事を結構やってきたんでしょう。宇佐美も同じように。
それにしても鯉登ママの眉毛…息子にそっくり。
音之進はパパの小麦肌とママの眉毛と顔のよさを受け継いだんですね。
兄が戦死したのは彼の成長過程に陰を落としたのだね…。
「ボンボンが」という尾形のロシア語で誘拐事件を思い出したのかなあ。少尉は。
それとは別に
なぜ尾形と少尉はそんなに仲が悪いんだろう。飛行船で出会ったときや山猫の話の時も大嫌いだと。陰でボンボンがと悪口言ってたから?ほかにもありそうな感じするなあ。
尾形百之助ちゃんはどこまで設定があるんでしょう。まだまだ謎設定がありそうだ。
白石と尾形は最初のころから今まで長く物語にかかわってきてますが最初からこんな長くいるキャラだったのだろうか。シライシは予想外って聞いたけど。
ところで鯉登少年が三輪車バイクに乗ってますが…
私がTwitterで載せてる現パロ金カム妄想漫画に鯉登ちゃんがバイク乗りの設定がありまして。(尾形を殴ったり杉元と喧嘩したりします)
原作のほうでバイク乗ってる鯉登ちゃんが出てビックリしましたが嬉しかったなあ。三輪だけど。
なんだか考えがまとまらないけど今日はここまで。
ではまた。
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