ふたりの距離…金カム206話感想。
※うろ覚え文と絵です。間違ってたらゴメンナサイ。
今週の感想文、遅れてすみません。
感想絵は描いてたんですが文章を書く時間が取れなくて気づいたら日曜日になってました。
一週間早いなー。
ということでさっそく感想文書きますね。
興行主の稲葉勝太郎と撮影技師のジュレールの撮った映像…活動写真をみんなで見ることになった。
上映会場所の芝居小屋を鯉登少尉殿のポケットマネーで借りることができたと。
鯉登ちゃんはクレカでも持ってるのかい?どんだけ持ってるんだ。ボンボン。
冒頭から杉元パナンペが尻見せて映ってる。ヤダー〇玉見えてるじゃん!頬を赤らめる杉元ヒロイン。かわいい。かわいい?
長い竿を斬る鯉登ちゃんも映ってる。誇らしげに後ろに座っている月島軍曹を見やる。ふふん。
軍曹はというと…胸の大きな詰め物が上下にたゆんて揺れるさまが映し出された。シライシ爆笑。軍曹は真顔のまま。 一体あの詰め物は何だろう…ゴクリ
最後のシーン、空を舞う鳥(谷垣)を見上げるチカパシとエノノカの姿もあった。
嬉しそうに見る二人に谷垣さんは何か複雑だ。父親の気持ちだろうか。
そして、昔話の芝居シーンは終わり、アシリパがクズリを矢で仕留める場面。
なぜかロシア兵、頷く。君まだいたのか。
ヴァシリはもしかして今後何か大きなカギになる人なのかな。?
次のシーンはアシリパのコタンが映った。ジュレールがアシリパを撮影していて気になることがあったのでこの活動写真を見てほしいとのこと。
10年以上前の小樽のコタンだそうだ…
そこには若きウィルク、アシリパの母、そして幼き赤子のアシリパ…
みんなウィルクの顔を見るのは初めてのようだ。のっぺらぼうは見ていても。
アシリパの母は元気に笑い、弓を持ち、食事をし、アシリパのように変顔もする。明るく晴れの日みたいな人だったとウィルクは娘に言っていたそうだ。
アシリパによく似ている…。
白石は「素敵な感じのひとだなあ」と感想。
稲葉氏は言う
あなたの父上は樺太から来たアイヌで結婚するために日本の国籍を取ると言っていた。
戦争がまた起きたら召集されるからやめておけと冗談を言ったんだけど
このあと日露戦争へは参加されたのかね?
(その時活動写真にはこちら側に振り向く若きキロランケの顔…)
あ、なるほど。
キロランケが日露に行ってるわけだからウィルクも日露戦争に行ったかもしれない。
…戦争に行ってあのただれた顔になったのかなあ。うーん
皆で見ていた活動写真は突如燃えてしまった。活動写真は燃えやすい素材でできているため度々起こるそうだ。そのため歴史的なフィルムが焼けてしまったとか…。
今回のアシリパの母の活動写真も燃えて無くなったのだろうか…。
急いで芝居小屋から出る。煙が充満している。
外に出たアシリパと杉元。二人だけの話し合いが始まった。
活動写真は素晴らしいが今の私たちのすべてを残すには不十分で父から聞いた母の思い出のほうが体温が伝わるほど残っている…母の姿は初めて見れたけど…
キロランケと行った樺太の旅はいろいろな民族の生活を知れた旅
キロランケニシパやアチャの言う通り守るためには戦わなければならないのか…
これに恐ろしく反応した杉元は言う。
それは(戦うことは)アシリパさんじゃなくたっていいじゃないか。
アシリパはこういい返す
金塊を見つけたら小樽に帰って…~ヒンナヒンナして暮らせと?
命をかけてキロが伝えたことはもう無関係でいられないと考えるアシリパ。
戦うのはアシリパさんじゃなくたっていいはずだ。
押し問答は続く・・・
杉元、私の為じゃなくて、自分を救いたい、私の中に干し柿を食べていたころの自分を見ているだけじゃないのか。
(ヴァシリとお絵かきしてた時に杉元が救われる…と呟いたことを聞いていたアシリパ)
しばし考えて…確かにそれもあると否定しない杉元。
驚くアシリパ。
(ここのやりとりはアシリパの淡い恋心も入ってるのかな…私の為じゃなく…って言ったりね)
ウィルクは撃たれる前に俺にアシリパは戦争で戦えるように育てたと言った。
(山で戦えるように…じゃなかったっけ)
何も知らないアシリパさんを金塊争奪の中に無理やり巻き込んだ、キロランケも樺太に連れてって戦って守るしかないのだという選択肢にしかたどり着けないように自分の命と引き換えに追い込んだ。
俺はそれが許せない。
アイヌの先頭に立って死ね、と 戦って人を殺せ、と
あいつらはアシリパさんに言ってるんだよ?俺は親になったこともないし…武人としての親の責任のとり方ってのがあるのかもしれないけどよ…
アシリパさんは本当にそうしたいのか?
地獄を考えたやつは俺みたいにたくさん人を殺して…元の自分に戻れず苦しんだかもしれない。アシリパさんはまだそれを知らずに済んでいる。
俺はアシリパさんにこの金塊争奪戦から下りてほしい
知ってからではもう遅いから
…杉元の真の心の内を聞けたところで今週は終わりです。
ああ、杉元は苦しんでる。もう二度と…人を殺さなかった頃には戻れないんだと。
同じく戦争に行って幾人もの殺してきた尾形が杉元をおっかねえ男だというくらいだ。
その尾形の過去のセリフが杉元と似ています。流氷の上で暗号の鍵を思い出したアシリパに教えてくれと懇願する尾形…
ーー暗号の解き方を教えてくれればアシリパもこの殺し合いから「上がり」だ。
コタンに帰って婆ちゃんに元気な姿を見せてやれ
故郷の山で鹿を獲って自由に生きていけばいい そうだろアシリパ…!
アイヌのことはキロランケやソフィアに任せたらいい
お前がそんな重荷を背負うことはない
教えてくれアシリパ
ーー
杉元は「下りてほしい」
尾形は「上がりだ」
言い方は違えど争奪戦から離れろと言っている両者。
杉元は暗号の鍵云々は置いといて、ただ、アシリパには戦ってほしくない。
尾形のほうは鍵を教えてほしいから少女の心を誘う文句を言ってるだけかもしれない。
でも尾形もアシリパには争奪戦から離れてほしいと少しは思って言ってたんじゃないかな…。
最後に尾形はアシリパに銃を向けたわけですが…これも何か意味があってやったんじゃないかな。尾形はアシリパではなく誰かを見ていた…。
今回の杉元のセリフは親の目線な感じでした。まるで自分の子ども、娘に言ってるような。
自分の家族なら戦うこと、人を殺めることは全力で止める。
最初出会った頃の二人を思い出す。(単行本1巻)
アシリパさんは知恵を、手を汚すのは俺がやる…
それが…戦うまで言い出した少女…。
人は殺したくはない、地獄に行くから、そう言ってたはずなのに。
ウィルクとキロはほんとに少女に戦え、人を殺せ、そう思ってたんだろうか。
ううーん…
そこらへんはソフィアが何かカギになってそうだな…
ああ、杉元さんの苦しい思い。吹雪の中、灯台を見つけるまでの走馬灯のように流れたロシア兵を殺していく殺人鬼の形相の杉元…涙を流しながら、死にゆく友を、想い人を思い出しながら…。
主人公の杉元の詳しい過去をもっと知りたいな。
ああ、涙が出てくるから今回はこのへんで。
また、お会いしましょう…(次週お休みェェ)
あ、今回の絵は私なりに感じた怖い感じの杉元さんを描きました。ブワッ
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