尾形とアシリパと杉元考察。

尾形さんはアシリパと杉元さんのことをどう思っているのか。勝手に考察してみます。

※個人の考察なので必ずこうだって!と断言するものではありません。よろしくどうぞ。






↑妄想絵。ロシアで何かしら危機があってアシリパを急いで抱えて移動する尾形さんていう感じ。


週刊連載のほうではキロ、アシリパ、尾形、白石チームがロシア国境に入り(少数民族に扮装して)ロシア国境警備隊とひと悶着してるところですかね。

このグループで旅してる尾形とアシリパは仲良さげだ。


・尾形と杉元の因縁

最初のころ、尾形は単独行動中杉元と刺青囚人をめぐり戦闘。結果、尾形は半殺しの目に遭って治療回復後、脱走して土方と西部劇のような荒野の用心棒?的なお話で尾形は親殺しは巣立ちのための通過儀礼…、意気地のない奴は一番むかつくんだ、と言ってます。…これは…。

その後、エドガイ君の話で杉元らと再会。無論杉元は疑うし信用しません。一度寝返ったやつはまた寝返るぜ。と言われて、俺は根に持つ性格じゃない、今のは傷ついた、と尾形。

でも直後互いを助け合うシーンがあり別に好きで助けたわけじゃないと両者言いますが。

互いに信頼しあうわけでもないが一緒に行動しているため一時共闘という感じか。

しかし最後に網走で杉元の頭部を撃つ尾形。

これはなぜか。最初の半殺しの目に遭った仕返しとも思えるが…アシリパが関係すると思われる。


・アシリパとの仲

最初の出会いは杉元とやりあった1巻か。その時は何もなかった。

エドガイ君の件でアシリパはのっぺらぼうの娘と知る。ともに旅をしたとき鳥を銃で撃とうとするとその銃では無理だ、止めておけとアシリパに止められるが3匹撃ち採ってくる。牛山に散弾でもないのにその銃でよく取れたなって言われ鼻高々。杉元にアシリパに止められムキになったんだろうと言われムッとする尾形…。

この話で思い出したのは尾形の幼少のころ、気が狂った母親にあんこう鍋以外のものを作ってほしいと思い、家にあった銃で鳥を撃ち持って帰った。が、母親は息子が持ってきた鳥に反応せずひたすら夫の好きなあんこう鍋を作るのみ…。

母親は息子が取った鳥には反応しないがアシリパは尾形の取ってきた鳥には反応した、そして皆でチタタプ、アシリパが調理して皆とおいしく食べた。(初めのころ尾形は脳みそはさすがに拒否してたが後に餌付けやらなんでも食べるようになる…)

…偶然なのかわからないがこの一篇の鳥の話は繋がってるんじゃないのかな。母親は無視したがアシリパは喜んだ。ネットの色んな人の意見見ると尾形はアシリパに「母性」のようなものを感じてるんじゃないか、らしい。だとしたらこの「鳥」の件でだろうか。

 

アシリパと杉元の仲の良さ、絆を傍でずっと見ている(観察?)尾形は何か思ったのだろう。鶴を食べてる時、杉元の金塊探しの目的の話になったとき、尾形は言う。「惚れた女っていうのはその未亡人か」思わずアシリパさんはけん制のためか踊りだす。自分の気持ちを紛らわすためか可愛いですね。その様子を尾形はふっと笑みを浮かべ見ている。

…これ、知ってて言ってますね、尾形は。わざとアシリパちゃんの前で嫉妬させるように言ったんじゃないかな。それか反応を確認したかったのか。そうなら尾形ももうこの時にはアシリパと杉元の絆に少し嫉妬心や羨ましいという気持ちがあったのでは。ちょっとしたいたずら心かな。


・杉元狙撃、アシリパ奪取

網走でのまさかののっぺらぼう狙撃。これはキロのもともとからの依頼か。誰にも知られたくない暗号の秘密。さらに杉元への狙撃。これは読者がみんなびっくりした案件。しかも一緒にいた尾形が犯人。やはり杉元の言う「寝返るやつ」だったか。杉元さんは初めのころキロランケのことも信用できないって言ってたし…(のっぺらぼうについて何か隠しているから)

ではなぜ杉元までも殺そうとしたか。尾形曰くのっぺらぼうと何か会話してたから、と。もしかしたら金塊の暗号のこととか。

そして逃走時、アシリパに杉元とのっぺらぼうは死んだ、谷垣も捕まったと告げる‥もうこれでお前の向かうところは俺たちのみ、あきらめろという意味か。そこで思い出すのが尾形の茨戸での言葉。「親殺しっていうのは巣立ちのための通過儀礼だ」

…一度は父は死んだと聞かされたアシリパはまた死んだと二重の悲しみを背負う。まだ少女の目の前で父を撃つ、相棒の杉元も撃つ尾形は少女の大事なものを無くすことでこちら側に引き寄せようとしたではないか。これが大人への巣立ちだというのか。

…個人的に思うのは…尾形はさっきも書きましたがアシリパと一緒にいる杉元が妬ましく、杉元のポジションが欲しかったのかも。

だから樺太へ着いたとき、行こう、アシリパ…って初めて名前を呼んだ。本来ならこういうセリフは杉元が言うことだと思う。「行こうか、アシリパさん」て。

今、連載ではロシア編ですが尾形はアシリパと普通に名前を呼ぶし守ったり常に一緒にいます。(ロシアンスナイパー対決では単独ですが)まるで杉元さんのようです。…うーん。

私的には可愛い二人やなって目を細めて見てるんですが、尾形がなんでこういう態度なのかを考えれば金塊の暗号をアシリパに思い出さすためと信頼感を植え付けるためなんですよね。本当は。でも半分はそうだとしてももう半分は…ただアシリパのそばにいたいんじゃ無いのかと期待しちゃいます。ええ。

昔の少女漫画読みの私には武骨なツンデレ守り手と守られる王女とかそんな風に見えますよ…ふふふ。


・最後の晩餐。

ところでエドガイ君の家でみんなが食事したシーンで構図がレオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」の構図になってますね。アシリパはイエスの位置。裏切り者とされるユダの位置にキロ。杉元はペテロ。裏切り者は殺してやりましょうとばかりに片手にナイフを持ってる。漫画ではお箸ですね。シライシはイエスの愛されるもの。尾形はマタイ。マタイ含む絵画の右端3人は復活するイエスの体を運び出そうと計画らしい。マタイはえ?先生の体を?っていう感じらしい。土方が運び出そうと言って永倉が我々が?と言い、尾形がアシリパを?と言ってる…。

※あくまでも私の勝手な考察です…。


・まとめ

ということでめっちゃ時間かかりました、考察記事。半日かかったかな。いやもっとか。

頭の中を整理して文字を起こすのはなかなかしんどいですね笑

今のところこんな感じではないだろうかと私は考えてますがどうでしょうね。まだまだ書き足りないことはありますが長々と書くのは読んでるほうもしんどいのでこのへんで一旦終わります。ここまで読んでくださったかたは鯉登ちゃんのkissin' youしたいですね。冗談です。


では今日はこの辺で。またお会いしましょう。ありがとうございます。誤字脱字あったらごめんなさい。


※個人の勝手な考察なので苦情文句は受け付けませんよね。



カシス's Ownd

自由気ままに描いたゴールデンカムイ等の二次創作掲載。※無断で転載盗作等お断りします。

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