金カム167話感想。

本誌連載167話を読んだ感想です。ネタバレです。

知りたくない方は見ないでね！

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先週はお休みで先々週か…166話。

やっと尾形の重いお話から逃れたとおもたらシライシ脱退未遂で…。

早くお笑いを！の杉元チーム早く来て！と願ったら出てきたんですが早々に猛吹雪の中、先遣隊とはぐれて遭難という…生死彷徨う展開になりますた。oh my god・・・

で、今週は…

表紙がもう…真っ白で描いてる文字がよく見たら「ゴールデンカムイ」ってタイトルになってるという…（井上陽水の氷の世界の文字も…）

ものすごい真夏に猛吹雪の漫画を読むこの格差…。涼しくなりますね…

強い吹雪の中では音が遮られるため銃声の音がしても方角がわからない…

ここは秋田のマタギである谷垣さんの活躍の時間です。まず穴を掘る。そりを解体して木を燃やす。それを土の穴の中に入れ埋める。土の中でゆっくり燃えるらしい。この上に体を置くことで暖が取れる…谷垣さん…踊ってるときは頼りないのにね。

土の上にみんなで寄せ合って横になる。樺太犬は寒さに強いから体の上に乗せる。掛け布団代わり。谷垣がカネ餅を杉元、チカパシにあげる。何か食うことで寒さに耐えられるとか。

カネ餅といえば…谷垣の過去話で出てきましたね…友との別れの話なんですが。戦争時、杉元はその餅を分けてもらって食べたことがあり、杉元はその味を覚えていた…！うおお、ちょっと泣きそう…しかし二人とも餅をあげた、貰った記憶は無い…。俺の味付けなので他人がわかることは無い…と谷垣。　　なんというか…戦争での様々な記憶はなくなったほうがいいのか…あったほうがいいのか…わかりません。

良く聞くことですが寒さの中で眠ったら死ぬぞ、とあります。

眠ると体温が下がって低体温症になるのかな。やばい状態になると。

気を失うともう駄目な状態らしいので何とか意識を保ち声を掛け合い励ましあい体温を下げないように温めること。

マタギの谷垣さんは寒冷地で育ったので色々熟知していらっさる。頼もしい。

…眠気が襲ってくる。杉元は夢か幻か何かを見ていた…

日露戦争時か…親友と寒さに耐え塹壕にて話をするが友はもういない。家に帰りたいと嘆きながら…

ロシアの兵隊を次々白兵で殺していく。傍らには亡くなった味方の遺体たち。

一人鬼神のように勇猛にも戦う杉元の肩に誰かの手が。

まばゆい光だ。

アシリパさん…

振り向く杉元の目には一筋の涙が流れる…

ネットで167話について皆さんの感想を読んだんですが、この杉元のアシリパさんを思い出したシーンと尾形の目が覚めてアシリパを見るシーンが対峙してないかと。

杉元はまばゆい救世主のような光の表現。

尾形は暗黒の中から偶像を見つける闇の表現。

光と影。二人のアシリパへの表現が違うのですね。

アシリパと出会いアシリパのアイヌの知恵に助けられ命の尊さに触れ杉元さんは少しづつ心が癒されたんじゃないかと。尾形は…その背負っている暗い過去は消えないがアシリパの分け隔てのない愛情に触れて少しは変わったのかな…（謎だけど）

アシリパの光を見た杉元は現実でも夜空に浮かぶ光を見る。

あれは月か？谷垣は今はこんなに大きい満月ではない、という。月の周期…すごいな谷垣さん。じゃあ、あれはなんだ。何か瞬いている、！アレは灯台だ！！

そう、あれは灯台で月島軍曹が灯台の照明をきれいに磨いて灯し、その光を背に鯉登少尉がきょろきょろ覗いていたという…逆にこれが良かったという結果に。鯉登ーーーー

先遣隊の月島、鯉登チームも猛吹雪の中、建物が見えるというおじいさんの言う通り向かうとそこは牛小屋…そこに現地人かロシアのおじいさんが何してるんと聞いてきて、ロシア語堪能な月島軍曹が仲間とはぐれた！と。するとロシアじいさんは今は使われていない灯台を案内してくれた。これを使えばいい。自分で灯してね！

よかった…これで杉元チームは月島軍曹かあさんと出会える…が、こんな猛吹雪でそりは解体してもう無いし…どうやって灯台まで行くんだろう。わんわん連れて。荷物もあるし。

まあ、続きは来週！

余談ですが

今日は第一次世界大戦開戦の日だそうです。その写真や映像とかWW1に関するゲームとか見てました。夫がドイツ人だからと妻のフランス人と引き離されてドイツの兵隊になり戦っていくゲームを少し見たんですが…いたたまれない。（ドイツとフランスは敵対関係に）PCゲームでUBIソフトかな。

バトルフィールド１もいたたまれない…

杉元の雪の遭難の話出たとき、ネットの感想で「おいおい八甲田山だろこれ」ってコメントが結構あって。そういえばそうだなって。昔ちょっとだけ見たような。違う八甲田山映画かな。前に大竹まことさんが語ってたんですがこの映画に出演されてて、それはもうガチで雪山でものすごいロケだったと。尋常じゃない寒さに耐えながら撮影してたって。

史実のほうはもう…筆舌に尽くしがたい。日露戦争に向けての寒冷地訓練だったらしい。そして尊い犠牲…。

ではまた。