アニメ金カム17話「腹の中」感想。
※ネタバレ。うろ覚え。文中の挿絵は私のイメージ絵です。
毎週アニメの感想を書いていませんが今回はちょっと思うことがあるので書きました。
私がゴールデンカムイを好きになったきっかけはアニメゴールデンカムイ1話で杉元役の声優、小林親弘さんの声を聴いてからです。原作通りの男らしい低くなんという芯のしっかりした声だろうか。胸を打たれる感動というのはこういうことかと思いました。
アニメ公式HPにて監督の難波さんのコメントがあります。勝手ながら一部を載せたいと思います。ゴメンナサイ。
…うんうんとうなづきながら何度も読ませていただいた文です。ほんとにそう思います。
有名な人気声優を起用するのもそれは間違ってない。それで話題になるのなら。でも、作品自体を、キャラ一人一人の良さを表現するのなら…。
ありがとう、監督さん。ちかひろくんじゃなきゃここまで金カム好きになって漫画まで描いてたかは謎です。
アニメから好きになり原作本も読んで私は杉元っさんのファンになりました。あんなカッコいい人いないよ?…。
…17話「腹の中」は杉元の大事な大切なストーリーがありました。
その前にあらすじ。
犬童に扮した囚人鈴川は完ぺきな変装と演技を見せたが一つミスをした。犬童は酒は下戸、ということを知らず駆けつけた鯉登少尉に銃で撃たれ死亡した。杉元は胸を撃たれた。2発。白石を連れ尾形と3人で急いで脱出、逃走、飛行船に飛び乗るも鯉登少尉が飛び乗ってきた。
ここで少尉とやりあう前に杉元は俺がやる、銃剣よこせと尾形に言う。自顕流を使うぞと注意を添えつつ、すっと渡す尾形。ここのやりとり良い。なんというか普段は仲悪そうな杉元と尾形ですが二人とも強い人なのでいざというとき共闘するのが何とも嬉しいというか。少年漫画の王道というか。ライバル同士でも一緒に戦うときは戦うと。
薩摩出身の鯉登少尉は父親が同郷同士の尾形と知り合いらしく尾形見るなりわあわあとわめきます。原作では薩摩弁の少尉のセリフは何言ってるのか謎でしたがアニメでは下に翻訳が流れてよくわかりましたwwそうか、そういう内容だったのか。ありがたい。
どうやら尾形は少尉のことをボンボンだとなめ腐って馬鹿にしていたそうです。それを知っているからお前のことが大嫌いだったと。鶴見中尉も裏切ったし。ははあ。なるほど。
二人の過去話とか読みたいなあ。先生。二人はどう知り合い、仲が良かった時期はあったのか否か。面白そう。
自顕流の初太刀は強力なので外せと言われてるがそれは一撃必殺の意味があるらしく、一太刀が迷いのない重く強すぎる剣…。なもんで防御しようと刀を出しても、めり込んで即死…っていうのもあったとか。少尉も毎日鍛錬しているんでしょうなあ…。だから銃ではなく軍刀をよく用いているのだな。
尾形も剣の鍛錬とかやったことあるのかな。ちょっと見てみたい。
杉元とやりあうもアシリパ、白石の妨害により無事飛行船から落ちる少尉。無事木に引っかかって助かる少尉。なにやっても可愛いよ少尉。
白石謀反の疑いが晴れ飛行船ぷんすかになってウキャキャって3人でエンジン叩いて騒いで尾形のやかましい!突っ込み。(本編じゃなく動画劇場で)
飛行船故障で大雪山を登り追っ手から逃走。
…そして大事な場面登場。
白石が低体温症でふらふら全裸で彷徨う。アシリパの指示で鹿三頭撃ち抜く尾形。杉元っさん…。原作通りやなーって安心してみてたら…
えええ??えええ??(二度見)
彷徨う白石追っかけようとする杉元にケガしてるからとアシリパが代わりに白石を捜しに行く。するといつの間にか白石が傍で鹿につかまっている。…おい、全裸で動物につかまるその恰好は…姉畑…?のつもりなのかアニメスタッフさん?姉畑回やんないのかな。それはさておき、アシリパが戻ってこないから杉元が捜しに行く。
尾形「おい、杉元!!」
…私には渾身の抗議の怒声だったと認識しております、ええ。なんつって。
ふらふらしてる全裸男の介護に大人の男二人分が入る鹿の腹掻っ捌いて皮剥いで…ていう重労働を短時間にしないといけない作業を”尾形一人で”…っていうこれなんて罰ゲームですか。
そりゃあ…おがっちゃんの手も猫手にもなりますよ(妄想絵)
こういう大変な他人の世話するほどの器量はそんなにないと思うんですが…尾形さん。教えることはあっても。
今回マジでびっくりした案件でした。アニメオリジナル設定ェェイ…
で、アシリパ見つかった杉元さん。へえ。
一期でかつて鹿を仕留められなかった想いをこの鹿に込めて撃つシーン。鹿を自分に見立てて…。今度は迷いがなかったのか鹿を仕留めた杉元さん。
ユクの中に二人仲良く入って色々語ります。
ここは原作通り。(詳しくは原作読んでね!)
戦争行く前に食べた干し柿が最後で、あれ以来好物の干し柿は食べていない。
北海道には柿が無い。
昔3人で食べた思い出がよみがえる…
やっぱり杉元は昔も今もハンサムだ。親友も梅ちゃんも笑ってる。梅ちゃん…
もっと昔のお話も入れてくるのかなとおもったけど無かったですね。
主人公の過去話は全部入れないのかな。それは寂しいなあ。今後に期待。
戦争は人を変えていく。故郷へ戻り心が戻って行く人もいるだろう、だが心が戦場のままのものもいるだろう。
「杉元も干し柿を食べたら戦争へ行く前の杉元に戻れるのかな」
アシリパのこの言葉で杉元は黙って静かに涙を流します。
…。
以上で17話終わり。
原作で鹿の中で二人語るシーンは正直驚きでした。
大人と子供、というよりも恋人同士に見えました。
アシリパからのプロポーズにも見えるし(杉元の故郷へ連れていけ、干し柿食べたいなど)…。
個人的には大人と子供の関係であってほしいけど。
杉元の涙するシーンは読んでるこちらも悲しく戻りたいけどもう戻れない…という気持ちが痛いほど伝わってきました。
もっといろいろ書きたいはずなんだけどうまく書けません。ああ。
干し柿じゃないけど、よく熟れた柿を食べながらこれを書いています…。
アニメ監督さんが17話、18話、19話は3部作と言ってます。
17話は杉元、18話は谷垣の過去、19話はおそらく尾形の過去…?
はあ…3人まとめてここに持ってきたか。
谷垣さんの話は心から悲しいです。
尾形さんのお話は…尾形の性格や今後を形成してしまった痛々しい過去話…。
さて、楽しみにしていましょう。
ところで、今回…言っていいかな。
鯉登少尉初登場回でしたが…私が思っていた声優さんではなかったのでちょっとあれれな気持ちです。もうちょい明るい声の人を期待してたんだが…うーん。小西さんは嫌じゃないですよ。BLOODなんとかのあの役は好きでした。
以上で感想おしまい。
色々好き勝手書いてすみません。
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