金カム 179話感想。
※ネタバレ、うろ覚え、画像はイメージです。今回はちょっと…覚悟が要ります。
過去編、前回最後らへんでソフィアは外に出て敵を撃ちます。
2階からは長谷川さんが隠し持っていた機関銃をキロが撃ってます。
敵(秘密警察)を残らず始末したと思ったが傍らに長谷川さんの妻と子供が倒れていた。血を流して。これは…私が撃ってしまった、そう思ったソフィアは泣いて倒れてる二人にすがる。赤子を抱かせてもらったり思い出があるから。
長谷川さんが二人を見て体に触れ、これはもう助からないと告げる。
「早くここから逃げなさい。」
目を見開き冷たい横顔。
ウィルクは冷静にソフィアの腕を掴み去る。キロは俺が撃ったかもしれないと慰める。しかしソフィアは自分が撃ってしまった念を引きずる…。
3人は流氷を渡ろうとする。流氷が大陸と樺太を結ぶ橋になるからだ。ロシア政府から漏れた情報…北海道に渡って確かめに行く必要があるとウィルクは言うが金塊のことなのかアイヌの何かなのか謎だ。
しかしソフィアは行けないと拒んだ。ウィルクを愛してるから、殺してしまった赤ん坊が忘れられないから、女としての幸せは要らない、革命家としてこの土地で戦う…。
なんという理由だろう。やはり…赤子を殺し自分ひとりウィルクと添い遂げようという想いは傲慢だと思ったのかな。贖罪か…。
それと、革命家であるソフィアと二人は元々、志が違う。
ロシアの古い体制の中でロシア正教の影響で農民は奮起できないまま。ならばまだロシア正教に染まっていない少数民族を駆り立て革命を起こす。少数民族もいずれ正教の手は近づいていくから。そこで少数民族のウィルクとキロは加担した。(説明間違ってたらごめんね)
「また会おう、ソフィア。」ウィルクは告げる。
笑顔で二人の旅立ちを見届けるソフィア。
アチャがどうなったか伝えたのかと聞くアシリパさん。
監獄にいるソフィアには手紙でキロが伝えた。ウィルクはもういない。(って誰のせいやっちゅうねん…)涙するゴツイ顔になっちゃったソフィア。…泣かしたよ…?キロめ…。
流氷が来るのを待っていたキロはソフィアを脱獄させたらこの流氷を渡って大陸に行くと。
大陸にいるソフィアの仲間たちと合流すると。
そんな事が進むだろうか。
監獄で杉元たちとやりあうんじゃなかろうか。
尾形はまた誰かを狙撃するんじゃないだろうか。
だって占いで誰かが死ぬって出たから。
キロかソフィアかいなくなりそうだなあ…。
妻は少し息があった。弱弱しい妻の手は夫の頬を撫でる。夫の名を呼ぶ。
想うことがあったのか夫は私の名前は長谷川幸一ではないんだ、と告げる。
あなたは誰なの?
メガネを外す。
「鶴見篤四郎」
妻はこの夫の最後の言葉を聞いたのかわからない。絶命してしまった。
夫は赤子の手を指を口元に近づける…
妻と子供の亡骸を寝室に運び生前のように寝かせる。
よく見ると両手を胸の上で重ねた妻の右手の小指が無くなっている。
先ほどの赤子の指…もしかして二人の小指を夫はかみちぎり持ち去ったかもしれない。
愛する妻子の形見、なのか…
(遊女が指を切り落としそれを愛する人へ届けることと似た感じなのかなあ。)
長谷川写真館に火を放ち無表情で去っていく。涙や悲しみの表情ではない。
瞳からは輝きは消え、その目つきはよりいっそう鋭く、何かの決意に満ちているように思える。
これが鶴見中尉の過去とは。
177話だったか、今回のキロの回想編(だったよね?)で、長谷川さん初登場回でもしかしてこの人は若き鶴見中尉じゃないかとネットで指摘した方がいらっしゃると感想で書きましたが…本当になっちゃった。当てた人凄いな!ひれ伏します。
まず額の形、髪の生え際、顔の輪郭や目の形、眉も鶴見さんだと。
…ちょっと絵を描いてみました。
↑あんまりそっくりには描けなかったですが(ごめん)原作本持ってる方は比べてみてください。長谷川さんと前頭葉吹っ飛ぶ前の鶴見さん。
んーー…自分で描いててもわからない。どうでしょうか。目は今のクレイジーな中尉に似てるかも。
私も誰かに似てるなあとは思いましたがまさか中尉とは。
鶴見さんて前も記述しましたが下の名前が無かったんですよね。
最初から登場してるキャラなのにフルネームは公表してないわ妻子の有無もないわで謎だらけ。そりゃあそっち系の人なの?って思ってしまう。(ごめんなさい)だって若い男連中の掌握術がすごいからさ。
今回の妻子の指が無いことは噛み千切った、と私は書きました、これは原作で鶴見さんが上司の指を噛み千切る描写があったと思いますがこれに掛けてんのかなって。
あと機関銃。2階からカメラから「隠し機関銃」出しましたね。なんか変だなーって思ったんですよね…なんで銃火器でも機関銃なのか。それもそう、鶴見中尉は機関銃をよくぶっぱしてましたね。稲妻夫婦の時も。
そうそう、今回最後らへんで鶴見さんが抱えていた赤ちゃんですが、どこかでこのポーズ見てませんか?
そうです、11巻の稲妻夫婦の赤ちゃんを抱っこしてるポーズです。
↑(私が描いた絵はポーズ変えています。)
あの夫婦の赤子を抱っこして3人のお供がそばにいるあの構図は実際の西洋絵画からの着想だそうです。ウィリアムグーグロー「天使の歌」という絵画。聖母子マリアはイエスを抱え3人の天使たちがセレナーデを歌っている…。この原作の絵を見たときなんか奇妙だな、このポーズは…と不思議に思ったものでした。そりゃそうだ。絵画からのオマージュだったか。
しかもマリアが鶴見中尉…ほう。
凶悪な夫婦の赤子を愛おしいそうな柔和な表情で抱っこする中尉。慣れた手つきで抱っこするんだなって思ってましたが…なるほど。(おむつ替えは二階堂だけどね!)過去に自分の子供抱っこする姿も板についてましたしね…う、うう…;;
優しい面倒見の良いフチに託す時もしっかり夫婦の着物と現金とを添える…う、うう;;
若い頃は軍の諜報活動でロシアに潜伏。カメラ写したりで動向探ってたのかな。書類とか全部燃やしてたし。そして軍に戻って情報将校として今に至ると。でもなぜもっと上の階級にはならなかったの?ここも何かわけがありそうだ。なぜ「中尉」のままか…。
妻子との悲しい別れのあとはずっと独身、ということかな。
二人の指はまだ持ってるのかな…。
今回は泣きました…。「長谷川夫婦」の最後…。「鶴見篤四郎」と告げて別れるところ…。
赤子は助からなかったですね…そうか‥そうなんだね先生…。
前回描いた絵ですが、知らぬ間に長谷川さんの髪を鶴見さん風に描いてしまってました。
本当は坊主頭です。月島軍曹と同じような。
今見ると赤子が成長した姿ってもう見れないから私は描いたんでしょうかね。
鶴見さんは家族写真を持っているのかなあ…持ってたらいいなあ。
妻のフィーナさんはどこかで感づいていたのかもしれない。度がない眼鏡とか大量の書類など見てたんじゃないかな…。想像ですけど。
昔の姿は温和で賢い光がある目だった。
今はギラギラして何かの復讐の目。そして時々ヘンタイ…。
追記:鶴見さんが家を燃やし去っていく場面見て…杉元さんの過去を思い出しました。彼も家族が亡くなり実家を燃やし去っていきます。鶴見さんはマフラーをなびかせコートを羽織る。杉元さんのように見えた。気のせいだろうか。
以上です。
間違ってたらごめんね。これは私の個人の勝手な感想です。
あ、次週お休みぃぃ…
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