そりゃないぜ…金カム188話感想。
※ネタバレ、うろ覚え文と絵。絵は私の勝手なイメージです。
↑もし二人が再会したら色々殴りあって喧嘩しても杉元さんが説いておさまったらいいよなって思いながら描きました。私の理想です。
陰と陽、月と太陽。あるいは光と影…
杉元と尾形という二人は互いに似たところもあって、だが違う二人だ。
最初の出会いで早速殺し合い。そして尾形は負け大きな痛手を負った。
杉元は他との戦いで大きな傷を負った。
二人とも傷だらけだ。体も心も。
さて、今週のゴールデンカムイ。「生きる」。
※ショッキングな内容と絵です。注意。
アシリパが毒矢を構える。
尾形は小銃を構える。
互いに少しの動作で命が失われる状況だ。
人を殺さずに金塊争奪戦にいるアシリパが許せない尾形。
人を殺さずに日露戦争にいた弟勇作と重ねている。
「お前達のような奴らがいて良いはずがないんだ」
背後から浮かび上がる人影…杉元だ。
「尾形あああ!!」大声で叫ぶ。その声でアシリパは驚き体を震わせたその時、持っていた弓を引いてしまい、尾形の右目に瞳孔に命中した。
膝が崩れ落ち、尾形は(やりやがった、お前も俺と同じだ…)という風な口元に笑みを見せ倒れ…るその時、杉元が駆け寄り、尾形の頭髪を掴み、馬乗りになり両膝で尾形の体が動かないように固定、所持していたナイフを手に尾形の右目に突き刺す。血しぶきが上がる。
急いで毒矢が刺さった目玉、視神経、毒が回りそうな箇所を摘出した。(本誌の尾形の残った左目が上を向いていて怖いです…多分気絶状態)
次に開いたその個所の血を口で吸い出し吐き捨てる。毒が回りそうな部分を徹底的に排除。
…思うんですが、杉元は結構顔に傷があるし口の中も二階堂戦で傷を負った身。治りが早いとはいえ…ちょっと心配。というのは、単行本11巻で4人で旅してたとき、蛇に咬まれた白石が尾形ちゃん、毒吸い出してって言ったら「歯茎に毒が入ったら嫌だから」つってたんで…杉元っさんの歯茎は大丈夫でしょうか。要らぬ心配でしょうか。
この毒吸出しシーン…本誌の初見で見たとき、はっとしました。…すごく賢明な処置でちょっとグロイはずですが…どこか官能的なのです。おかしな感想と思われても仕方ないですが私はそう感じました。先生の描く二人の描写がそう思わせるのか…やはり二人は特別な関係なのか…
何かの洋画で見たシーンで眼球を舌で這う、なめるという風なものを見たことがあって。
愛情表現、愛撫の表現はそういうものもあるんだとキモチワルイはずなのになぜかエロティックに感じました。以前、人から聞いた話で、人の体で内部が露出している部分というのは目と唇だそうです。なので必然的にエロティシズムが感じられる、と。
杉元さんがどうしてこんなことをしてるのか。それはアシリパを「人殺し」にさせないため。”お前の 「死」にこれっぽっちも関わらせるもんかよ!!”
…杉元さんは尾形とアシリパの話、少し聞いていたのかな?
でも…アシリパの毒矢で刺したけど、最後は杉元が息の根を止めたら杉元が殺したことになるからそれでいいんじゃっていう意見もあって…う、ううん?
まあでもこうして生き永らえさせたってことはそう簡単に思い通りに死なせない、お前には聞きたいことがあるってことだろうか。そう考えよう。良かった、尾形ファンにとっては。ね。(全国のファンが泣いちゃう!)
で、この尾形目玉事件。単行本12巻、杉元がフクロウの目を撃ってしまい…っていう話と繋がってるのかな。関係ないのかな。ちょっと気になったもので。
11巻は尾形の過去話とかあって色々考えてしまいます。フチの子守歌はばあちゃん子だった尾形も子守歌聞いてたのかなって。泣いてべそかいてたりしたことあるのかなって。おがっちゃん;;
杉元は布切れを破り尾形の目の周囲を覆うように縛る。両目にぴっちり巻いた。包帯巻かれた尾形の姿はちょっと魅入ってしまった。
さっぶい極寒の流氷の上なのでウィルスや雑菌はそんな無いと思うけど…痛みが…どう出るかだ。早く病院に行ってほしいなあ…。
その尾形への処置をしている間、体が震え動けずにいたアシリパ。自分は…なんてことを…。しかし杉元の声で気が付く。流氷が割れる。急いで杉元の手を握る。
…網走以来の二人の握手。そして抱擁。
…感動的なシーンなんですけどもそのあとですよ。(真顔
やっぱり生きてた☆
言ったろ、不死身だって☆
アフッ☆(リュウ)
こらこらお邪魔虫だぜ☆(白石)
アッツイねえ。(棒
しかし杉さん、ちょっと重くなった?って女の子に言うたらだめですよ☆
杉さんからしてみればまだまだ子供なんでしょうけど。
そのアシリパさん…離れない!と言う。ああ、杉さんにくっつきたいのかなって思うやん?違った。杉元のコートの金属ボタンに寒さのあまりアシリパさんの瞼がくっついた!えらいこっちゃ!(鯉登ちゃんがトンカチ掴んで離れず杉元っさんがごっしごっししてたやつね)
杉元は言う…白石におしっこぶっかけろと。
え?(白石)
え?(アシリパ)
ええ?(読者たち)
・・・・・・・・・。
潜んでいたヘンタイ要素ここに来たか!!先生!!!
あのー・・・隣で割と瀕死な尾形にゃんが寝てるんですが。意識あるのかないのか。ないことを祈る…。…くさっ…くっさい!
見開きでめっちゃ振りまいてる白石の聖水。先生は見開きの使い方がおかしいです。
ドリフかよ…てなぐらい少女の顔面に黄色い水かける…。かけすぎじゃろ。ボエッ
杉元の顔にもじょぼじょぼと。泣いてんのかよ、お前のおしっこだ。違う意味での涙よね。
ということで終わりです。
…前半は深刻な展開でグロホラーで
後半はス〇トロ…。げほげほ。
今回、初見で尾形の右目シーン見て私は悲しくてショックで目が潤んでしまいました。あああ…そんな、あなたの右目がそうなるなんて。主要キャラがそうなるなんて。
↑包帯ぐるぐるを左目は開けてみた。
尾形は狙撃手で。目が命なのに。尾形のモデルとされる伝説のスナイパー、シモヘイヘも戦争で片側の顔に傷を負って変形しちゃったけども。尾形もそうなるのだろうか。
思えば私は去年描いた腐妄想漫画内で(ピクシブにあります)鶴見さんが逃げる尾形を捕まえてこういいます。「遠くまで見える大きな目と指が無ければ引き鉄を引けまい。治療痕を新たに増やそうか」
‥‥。狙撃手尾形の目はあまりにも特徴がある大きな目なのでそこを傷つけ奪う重い罰が下るだろうなと思って描いたんですが…。原作でこんなやり方で片目を失うとは。狙撃手の命を奪うんだもの。そして今週号の中で流氷が割れるなか、尾形のものであろう三八式歩兵銃が海の中で落ちていった?・・・これはこの表現はかつて初対面で杉元に負けた尾形が極寒の川へ落ちたことを比喩しているのだろうか。私は尾形自身が落ちるのかと思ったが違ったね。相棒の小銃が身代わりとばかりに落ちたね…。
追記:アシリパが杉元に抱き着いた見開き場面で三八が隣で海に落ちそうになってる。これはアシリパは尾形ではなく杉元を選んだって意味かな…。
利き目である右目が失われた。小銃も消えた。残ったものは命。彼は今後どうなるんだろう。
第七師団に戻るのか?鶴見中尉に会うのか?それとも逃走?…金塊探しにはまだ参加するだろうか。
などと色々考えることが多いですが今日はここまで。
続きは明日書きます。
ではまた!
今回の188話。なぜかアヴェ・マリアが聴きたくなりました。
救われてほしい…。
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