覚悟のキロ…金カム189話感想。
※ネタバレ、うろ覚え文、絵は私のイメージ絵です。
↑今週のMVP。
本誌の内容が重くなってきました。発売日当日に感想をまとめて書くことが難しくなりました。ちょっと考える時間がほしいのです。明るい展開ならいいけども色々考えてしまうことが多くなったので私の感想文は今後遅れます。ご了承ください。ごめんなさい。
さて、今週の内容は…杉元とアシリパが再会する数分前、先遣隊はどうしてたのか、キロは?っていうお話です。
キロランケに襲撃されて倒れた谷垣さんは一矢を報いて深手を負わせたがキロはどこかへ去ってしまった。
「谷垣一等卒!」少尉は叫ぶ。
鯉登少尉と月島軍曹は倒れている谷垣を発見。事情を聴き、キロの後を追うことに。
「そこで待ってろ!」これは軍曹がロシア語でスヴェに伝えたんだな。
谷垣とスヴェトラーナはそこで待機…。
(今はアシリパ奪取が優先、その女はおいておけ、って言ってた少尉だったが軍曹は連れてきたんだね…もう女性を置き去りにしたくないんだろうなあと勝手に妄想…)
キロの血痕を頼りに捜し歩く少尉と軍曹。やられたらやりかえす。部下が傷つけられたから。谷垣は脱走兵扱いか負傷者扱いだったのかわからないがこうして先遣隊に入れてもらったということは陸軍、師団に復帰した、ということか。鶴見さんの温情なのか。
インカラマッちゃん…大丈夫かな。
白い流氷の上に鮮血がよく映える。辿っていくと谷垣の二瓶の銃を発見。奪っていたのだな…。
少尉は谷垣の銃を拾い上げる。しかしその銃の引き鉄には爆弾の信管が(導線?)つながれていた。以前、ロシア兵に仕掛けた爆弾の仕組みと同じか。注意を引き付けるものに火薬を仕込み、引っ張ると起爆するよう仕掛ける。
軍曹はその導線を発見、素早く少尉の顔面、頭部を手で覆い…爆風から守る。
仕掛け爆弾か…。
軍曹を見やると頸部から血が…。軍曹は首の後ろに近い部分を抑えているので頸動脈が傷ついたわけではないらしいです。と某まとめサイトで勇志さんが記してました。…ほんとに知識人多い…。
でも首周りは色々大切な部分があるので不安ですね。
軍曹はかつて爆弾から鶴見中尉をかばって重傷を負いましたがその時かばいきれず中尉の額、前頭葉部分を負傷。自身も重傷を負いながらもどこかでかばいきれなかった苦しみがあったのだろうか、咄嗟に少尉の顔面を覆うようかばった。そして少尉は左顔面に出血したが無事だ。軍曹は…頸部を負傷、出血。動けなくなった。動くと出血が酷くなる。
「鯉登少尉殿、怪我は?」
自分よりも上官の心配をする。…(´;ω;`)ウッ…軍曹は爆弾がついて回るのはなぜか…。
鯉登少尉は立ち上がる。おのれ…
軍曹はひとりで行くな!と止めようにも聞く耳持たぬ少尉殿。
軍刀を手に転々と続く血痕を辿り歩いていく。
血痕が途切れた。立ち止まる。探す。予測する。どこへ行った?
そこへ隠れていたキロが銃を手に構える。背後から…
キロは爆弾の仕掛け方や追っ手が立ち止まり動きが止まる瞬間を作ったりと人が注意を惹くやり方、心理的なものをよく把握している。さすが長いこと逃げ回ったテロリストだ…アチャが教えたのかわからんが。
あとは引き鉄を引いたら良いがキロはいつも人を撃つとき、殺すときに躊躇する。
その甘さが何かを導いたのか。後方の流氷の海中の隙間からアザラシが顔を出した。
「ブゥ~~~~~~」と声を出して。多分息継ぎの音だろうかな。アザラシは海中を泳いでは時折呼吸のため海中から出てくる。ってテレビで見たことある。それにしてもここでアザラシ。かわいい。しかしなぜだ先生…
キロは焦る。少尉は気づく、後ろに犯人がいることを。そしてすぐさまキロが構えている銃を軍刀で上にはらう。弾は上に向けて発砲。次に何か言葉を発しながら軍刀を振り下ろす。キロは何か来ると感じ銃底を向ける。木でできたその部分は振り下ろされた刀で深く刺さった。一撃必殺の示現流の凄さ。
刀が刺さった銃を力で押し返すキロ。その力に押される少尉。ひるんだその隙にキロの一撃拳が少尉の左頬にヒット。怪我をしている側だ。
肉体が傷つけられる、顔面を殴られるのはプライドが許さないと思うんだ。特に上官である少尉は。負けは無い。薩摩隼人だし。
少尉も殴り返す。キロの顔面に右ィィ!これはいいの入ったァ!
まるでボクシングですがよくクリンチつって両者抱き合う場面ありますね。あれは殴られまいと近づくんだそうです。ちょ…ちょっと待てよ、っていう休憩。
キロもたまらず(腹に負傷しているし)少尉にタックルかまします。倒した隙に脇差(もう一つのマキリ?)を抜き少尉に刺す。少尉は右腕でかばうが短刀は手首を貫通し少尉の胸あたりを刺したようだ。(手首はもしかしたら衣服を貫通しただけかもしれない)血が飛び出している描写があるのでちょっと深め?どうなのかな。
刺された瞬間少尉は叫ぶ。
「おぉおのれ…よくも…私の部下たちを!!」
(薩摩弁ではないのですよ)
この台詞は震えました。
彼が登場したときは鶴見中尉の忠義に応えて有能でしたが…どっちかっていうとその甘いマスクに奇妙な行動や早口薩摩弁にとお笑い要素系でした。「少尉殿」なのでゆくゆくは人の上に立ち指揮する上官なのですが今は成長過程なので月島軍曹の元、色々学び中なんでしょうね。
14巻最後らへんで鯉登少将(パパ)が杉元との会話内容が思い起こされます…
せがれの音之進はいずれ指揮官になる、指揮官には大勢の若い命を預かる責任がある、せがれには我がから進んで困難に立ち向かい、ふさわしい男になってほしい…
その思いから先遣隊の指揮官にと鶴見中尉にお願いしたんだね…。
杉元はその時こういう。
「可愛い子には旅をさせよ」のつもりですか?死体になって返ってくるかもしれませんよ。
少将はこう返す。
いつ死んでも覚悟はできちょる。
流氷で最初に出会った盗賊たちにからまれたとき少尉は谷垣一等卒!と叫んだ。あれは大丈夫かと安否を確認したもの。次に月島がいないことに月島ア!と何度も叫び捜しに行ったのもそういう意味だったのか…。
月島を見つけるも女は(スヴぇちゃん)関係ないからいらない、目的成就が先決。
そして自分が離れている間に谷垣負傷、軍曹が自分をかばって重傷…いくら戦歴があっても軍曹も怪我はする。
いつの間にか少尉は成長したのか。責任感が出てきたのか。
これらを見て何かが芽生えたのか。
おのれ…!
谷垣の情報、奴は深手を負っている。キロランケの腹から谷垣が刺したマキリを抜き出す。
血があふれ出す。そのマキリをキロの首に刺す。軍曹の頸部負傷の仕返しだろう。
ここで今週は終わりです。
…首を刺したあたりには血の表現は無かったので本当に刺したのかわかりません。
もしかしたらキロは左手で遮ったかもしれないし…どうでしょうか。
杉元、アシリパも修羅場ですがおしっこ…で笑う場面があったのでまだいい。
しかしその頃の少尉殿は大変な場面だったのね…
キロランケは最後の力を振り絞り意地でも大陸へ渡り金塊を手に仲間たちと…。
例え村に残してきた家族を捨てても全てを薙ぎ払ってもやらねばならない。
腹に重傷を負い、出血しても元軍人、あの戦争を生き延びてきた。ただでは死なぬ…
今週は鯉登少尉の指揮官としての目覚めとアザラシでしたね。
ではまた!!
※間違ってたらスミマセン
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