無駄じゃなかった…金カム190話感想。

※ネタバレ、うろ覚え文、絵は私のイメージ絵です。


ヤンジャン木曜発売から‥感想文遅れて書きます。ちょっと色々たてこんでたので書けませんでした。

重い展開が続く本誌原作ですが今週はかなり重いお話になりました。

少尉とキロランケの戦いに終止符が打たれます。


馬乗りになったキロは小刀を少尉の手首を貫通し胸に食い込ませようとしていたが少尉はキロの腹に刺されていたマキリを抜き取りキロの首へ刺した。

しかし血しぶきが上がってないのでキロは咄嗟に左手で遮ったかなと思ったら、やはりそうでした。左手でマキリを抑えていました。でも左手を貫通して首には刺さっている。

マキリを持った少尉の左手を振り払い、再び少尉の胸めがけて小刀を突き刺すキロ。

踏ん張る少尉。小刀の切っ先は少尉の胸に入り込んだ。

その時、二つの銃声が鳴った。キロの両肩を撃った。後ろに倒れこむキロ。

駆けつけた軍曹と谷垣が撃ったものだ。(大丈夫か二人とも…)

「鯉登少尉殿!」と谷垣が駆け寄る、「手出し無用」と少尉…。

ああ、すっかり軍の上司と部下になったな…

少尉は銃に刺さったままの軍刀を抜き取り私が仕留めると。

少尉と月島がキロに背を向け谷垣がキロのほうへ向いた瞬間…キロは二人のほうへ爆薬を投げた。谷垣はすぐに振り向き二人へ何かを言った(と思う)

月島の後ろから爆弾が飛んでくる。少尉は軍刀を握り振り上げる。空中で爆弾を斬ったのだ。爆弾の箱が上下に分断され中身が露出、火薬だけが飛び散り花火のように飛んで行った…。

少尉殿が…いかんともしがたいカッコよさなんですが…痺れますね…

wikiによると「爆弾は、爆発させたときに爆風と破片によって周囲の目標物を破壊または人員を殺傷するように設計されている。」…狭い箱に入った火薬が引火すると狭い箱の中で圧力がたまり爆発。その破片や爆風で殺傷すると。しかし少尉が箱筒を斬ったので中身の圧が解放され飛んで行ったと。(と思う)

最後までテロリストだな…キロちゃんは。

相手は自分を追ってくる第七師団だもんな。


谷垣撃て!軍曹が叫ぶ。谷垣が狙おうとしたときアシリパがやってきた。

待って!聞かなければいけないことがあるから撃つなと。

アシリパには聞かなきゃならないことがある…


このアシリパが駆けつけるのはいいんですが後ろの尾形をおんぶしてやってきた杉元さん…二人の背嚢を背負ってきた白石…なんかこう目頭が熱くなりましたぞ…

尾形は片目を無くし包帯ぐるぐる巻き、丁寧に毛皮の帽子をかぶせてもらって分厚い手袋も着せてもらってる…アシリパがやったのか杉さんがやったのか知らないけどなんかいいなあ。さらに私の理想通り杉さんがおんぶ!…泣いていいですか。本編よりそっちに注目しちゃったお!!

…ふう…(;´∀`)


で、キロちゃんはアシリパに言う。ウィルクの話を、カギを…。アシリパは告げる。ひっそりと。全部思い出した、ありがとう…。息絶える前にキロにだけ初めて告げた暗号のカギを思い出したこと。尾形や杉元にはまだ言ってない。

その言葉で気が緩んだキロちゃん。自分の役目は終わったと安堵したのか。溜息をつく。


アシリパを連れたこの旅は無駄ではなかった。

走馬灯のように今までの思い出が思い出されてくる…

樺太アイヌの出会い、犬ぞり、スチェンカ、バーニャ、狐の養殖場、トナカイ、少数民族との出会い、出会った子供たちの笑顔、過去に日本語を教えてもらった家族(の赤子)、村に残してきた自分の家族…そしてソフィア。

俺たちのためにソフィアと…ソフィア!そう言って息絶えた。その時の画像がウィルクと歩く頬を赤らめた若きソフィアを後ろから見つめる若きキロ。

…ソフィアを好きだったし憧れでもあった、でもソフィアの見る目線はウィルク。

狼のように合理的に動くウィルクにも敬意はあったがキロの中ではソフィアをめぐって何かひと悶着があったんだろう。だからウィルクとは仲たがいしたんだろうか。女をめぐってもめたのかな。金塊ではなく?

ウィルクは女にモテる。ソフィアと別れ、少女のころのインカラマッちゃんとの出会い、そしてアシリパの母との出会い…。このアシリパのお母さんの情報が無いのがなんとも…。暗号に関係あるのだろうか。


それはさておき、このキロちゃんの無駄じゃなかった…の次に発した台詞が「いや結構無駄なことしたな」・・・。その無駄画像に爆笑しましたwww↓


無駄なこと…お前らもやってたんかい!!ですよ。スチェンカ!


15巻を見るとアシリパ達はスチェンカ村に立ち寄っている。どこかで刺青囚人の噂を聞いたからだろう。それと資金が要るし…だとしてもだ。近接得意なメンツではないだろう…無茶なことしたな…。

尾形は上の絵にも描きましたが銃狙撃の名手なので近接格闘はこれまで見ての通りあまり強くはない。だから小銃のボルトを抜いたり何か武器を構えたり極力素手勝負はしない。体も小さいし(筋肉隆々の肉体してても)

白石は普通の脱獄王のおっさんなので力負けするよねー…

キロはガタイは重量級だけど軍では工兵(技術系、爆弾、馬係…。)


この3人がスチェンカ…原作絵を見る限り分析(感想まとめサイトとか参考)

シライシは鼻血だけなので一発KO.

尾形は鼻血、殴られた後、顔が腫れている、胸に血の跡なので少しは健闘しただろうと。汗もかいてるし。…ぐ、軍人だし最強の第七師団だし…少しはね…でももうちょいこう…

キロランケは早速殴られてるので時間の問題か。でも一応大陸の血が入ってるし…体格ではロシア人とそう大差はないんじゃ…まあ、尾形よりは粘る?


まあ結果は…何も得られずってことなんだろうね。無駄なことしたな、だから。

でもバーニャは…。一応サウナだし格闘の疲労はとれたでしょうな。アシリパちゃんががっつり覗いてるけど。(前から思ってたけどアシリパちゃんが脱がないのは体に秘密があったり…子供だからダメもあるけど)

全員カメラ目線で裸体でバーニャ。…なんでこう最後まで裸体描かないといけないんでしょうか先生。

このキロたちのスチェンカ、バーニャのくだりは本編に差し込みたかったんだろうなと私は勝手に思ってます。差し込めなかったのでこの走馬灯グループに入れたのかなって。描いてくださって嬉しいですよファンとしては。

尾形もサウナには入るんだね…あったかいからね…。ニャッ



無駄ではなかったこの旅も終わり。

谷垣がマキリで刺した腹への一撃、そのマキリを抜き取り首へ刺した少尉。最後は両肩への銃弾…。キロちゃん強いな…。最終的には腹の出血多量かな…。

こうして最後の戦いを終えキロランケはこの世を去りました。天へ…のぼったのかな。

アシリパが最後に聞きたかったことは答えることはなかったけど。

「キロランケニシパがアチャを殺したというのは本当か?」



キロランケは最初から胡散臭いキャラだと思いました。杉元さんも警戒してましたね。

スラダンの仙道さんぽい、ひょうひょうとした感じの人かなと私は感じましたね。

まさかテロリスト…

亡くなるのは悲しいですが…いやいや、真相は闇の中かよ!と。これで最後までわからなくなりましたよね。もう全ての黒幕は鶴見さんじゃないの?アイヌ殺しも。

終盤まで全てはヒミツなんですね。


さて、私が選ぶキロランケの思い出を描きましたぞ。


17巻に付属するアニメDVDに白石脱獄恋物語が収録ですが(DVDなしの通常版もあります)

原作のほうの白石がある女性を捜しに脱獄を繰り返すお話を土方、永倉、家永、キロの前で話すんですがその時のキロちゃんの突っ込みが面白くて笑いました。何の話してるんだよ!とかね。本当は贋作師の話をしてるはずなのに笑



次にラッコ鍋の後、全員集合してのひと悶着の話。鶴見中尉と繋がってるインカラマッちゃんに銃を向ける尾形に手で遮るキロちゃん。私はこの時の尾形の服装が軽装になっててすごく好きなんです。滅多にない恰好ですよね。それにキロが遮るのもかっこいいし。ああ、本当は安易に殺したくない人なんだなって。でも爆弾犯…うーん…

尾形とキロはどこで結託したのか謎ですがこの時にはすでに決まっていた…。いや、1巻でもう…。



ところで、以前からずっと思ってたことなんですが鯉登少尉と尾形の会話が見たいです。

飛行船以来、尾形とは会っていない少尉。一体二人はどう知り合って何をもめてこうなったのか。アニメでは尾形が陰で少尉の悪口(ぼんぼん)言ってたからとかありましたが…もっと何かあるんじゃないかなあ。

今回で互いに負傷しているけども再会するわけなので何か…会話がほしいです先生…。

Twitterで「金カムキャラで会社員漫画」を描いて載せてたんですがその中で鯉登ちゃんと尾形のやりとりを描きました。凄くこの二人のやりとりが見たくて自分で描いたんですが…喧嘩しかしませんでした…ははは。


しっかし少尉は胸の傷はいかほどのものなのか。深くはないと思いますが心配です。

尾形も一応眼球摘出したものの毒なのでね…ある番組で病気で眼球摘出手術した方が言ってたのはもし摘出しなければ脳にまで悪影響が出て助からなくなる、と。

…尾形ちゃんは…果たしてどうなるでしょうか。杉元さんから離れられないね!って勝手に妄想。ごめんなさい。


それでは今回はここまで。間違ってたらごめんなさい。

ではまた!



カシス's Ownd

自由気ままに描いたゴールデンカムイ等の二次創作掲載。※無断で転載盗作等お断りします。

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