ゴールデンカムイ19巻感想。
※個人の感想です。挿絵は過去に描いたものもあります。
アニメDVD同梱版を買いましたがまだ観てないですDVD。面白いのかな。
19巻はキロランケが監獄の壁を爆破してかつての同志、ソフィアを脱獄させた。ソフィアと対面したアシリパは父ウィルクについて色々話を聞く。その中で暗号につながるカギを思い出した。それを察知した尾形はアシリパを連れ出し暗号のカギを聞き出そうとするが失敗…一気に信用されなくなった尾形はアシリパへ銃を向けた。
その時追ってきた杉元の叫びにびっくりしたアシリパは握っていた毒矢を離してしまう。矢は尾形の右目を射る。早急に杉元は右目を抉り取る。このままだと毒矢で死ぬからアシリパが人殺しになってしまう。だから何とか生かそうと右目を抉り取った。
一方、キロランケは追っ手が気になり先遣隊と戦う。谷垣はインカラマッちゃんのためにも戦う…
鯉登少尉とも戦う‥キロ。
刺したり刺されたり爆弾を投げつけたり…両者血みどろで戦うも最後は小銃で撃たれ倒れたキロ。そこにアシリパ達が駆けつけ、最後の言葉を交わしたアシリパとキロランケ。
ホッとした顔をしてあの世へ行ってしまった。
遠くからキロの生きざまを見ていたソフィアは一人流氷の上で悲しむのだった。
こんな感じの内容でした19巻。ざっくりですが。
19巻の各話の内容はこのサイトで感想文を掲載しておりますのでよろしければ見てやってください
私は本誌を追っかけていたので内容は置いといて加筆修正ページが楽しみでした。
楽しみでした。15ページくらい増えたと作者さんが言っていたので何かエピソードが増えたのかなって。結果は…まあ、つなぎのページが増えたのはいいけども。そのほかのページは果たして要るのか?でした。その頃ソフィアは?のページはまあ、許すとしても白石の聖水ぶっかけ追加シーン、要ります??
尾形と杉元のシーンはもうちょっとほしい。
キロランケの生涯が最後なら死ぬ前にもうちょっとアシリパになんか言うべきじゃないのかい。そもそもウィルク殺害指示して娘誘拐して樺太に渡って殺した父親の形跡辿って少数民族の行く末を見せて…暗号思い出させて金塊を盗る…これは「洗脳」ではないのか。娘を利用しているだけじゃないのか。
キロランケは嫌いじゃないけど、なぜウィルクを殺す前に話し合いをしないのか。なぜ自らの手ではなく尾形に殺害依頼をしたのか。それとも尾形もウィルクを殺すことに同意しているのか。ここら辺の理由はもう…霧の中です。見えない。何も。もうちょい何か理由をください先生。さっぱりわからないまま真相は途中から出てきた豪傑ソフィアに全部託すのはどうなんでしょうか。引っ張りすぎかな。
アシリパも父親を殺した首謀者はキロランケだと知っても本人に聞くまではわからないとか…。うーん…洗脳極まれり…。
そもそも樺太編て必要なのか?どんどん話が大きくなりすぎて…。ゴールデンカムイの主題は日露戦争の弊害、ロシアの南下の恐怖とアイヌや少数民族の存亡だったのかな。金塊、刺青などはさほど重要ではなさそう。もう金塊や刺青は空気で今の主題はアシリパがアイヌや少数民族存亡に対し戦うになってる。
もっとさ…主人公の杉元さんを…立ててほしい。そもそものきっかけである想い人梅ちゃんの目を治すことを成就してほしいよ。亡き親友から託されたことだし。そして辛いトラウマを背負って生きていく杉元さんに癒しを…。一体いつからアシリパをジャンヌダルクだ神聖な存在に思うようになったんだろう。
なんかまだまだお話は進まないでしょうね。このままだとファンが離れていくと思う。
私も毎回感想文書いてますがこのままだと書かなくなるかもしれません。
19巻の衝撃のシーンは尾形の右目を失ったシーンです。抉り出されたショックで嘔吐物が口元にあふれ出たのかな。それか血?痛みで舌を咬まないように手袋を口に詰めたのかな?なんか気になって気になって…。
…ちょっと思いついたので妄想絵を描いてみました。
↓
頭部に布を巻きつけた後、何か声が聞こえてくる…
コロセ…
それは尾形の声なのか杉元の心の声なのか。
しかし
その声には従わない
あの時のような鬼神にはならない
これは こいつは 生かすんだ
※これは私の個人の感想です。
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