26巻は251話～260話まで収録です。

各話の感想は過去に書いておりますので割愛します。

ビール工場を舞台に

・尾形とヴァシリ

・杉元、師団、ボウタロウ→アシリパの取り合い

・切り裂きジャックの死と上エ地の死

・門倉の背中の刺青

・鶴見の宇佐美への弔い方

などなど。

描き足しは色々あるだろうけど自分的には尾形関連のシーン、切り裂き犯を始末する杉元、宇佐美と鶴見のキモチワルイやつ…が目立ちました。

宇佐美が門倉を馬乗りになってﾍﾟｼﾍﾟｼケツ叩いたりしてますけど…ちょっと構図がﾎﾓｫ…に見えませんか。宇佐美は人を殺したり、いたぶる時、性的興奮を覚えてませんか。（犯行現場で自慰してたしな）門倉お仕置きのあとに尾形を殴ってますけど興奮して股間が膨らんだままです。

（　＾ω＾）・・・ｷﾓﾁﾜﾙｰｲ

加筆の尾形の表情は良いんですけどね。

遠距離で宇佐美を撃ち抜く描写…尾形の撃った弾がガラスが割れた窓から杉元の後ろを通過したあとさらに窓ガラスがあるんですか？そこを破って宇佐美の体に貫通したってことでしょうか。わかりやすいようでわからない。うーん。

追記：漫画では乗馬する宇佐美→杉元がいる部屋の窓ガラス→尾形の銃　という順で描いてますけれど…私的には尾形発砲→弾が杉元の後ろのガラス通過→宇佐美命中　という順で描いてほしかったなーって思いました。漫画のは逆視点というのか知らんけど映像で作ったら映える演出かな。アニメでやるのかな。って妄想です。

その後の宇佐美と鶴見のシーンに師団の兵士たちが銃を真っ直ぐ天に向けて弔ってますけど　これは「兵士としての宇佐美の最後」を演出。

次に鶴見は個人的に「同郷の一番の人」と小指を噛み千切り飲み込んで？そっと囁く演出。

尾形が言っていた「安い駒かどうかはお前の葬式で鶴見中尉の顔を見ればいい」

宇佐美は最後の鶴見の顔を見ただろうか。

宇佐美の顔は横を向いていたがこれは何を指すのか。

もしかして、安い駒とわかったのかな。

宇佐美の死に際をこんなに描く必要があったのかわかりかねますが私の感想はただ、

　　　ｷﾓﾁﾜﾙｰｲ。　　　　　　　　　　　　　　

今までグロかったり変態でキモチワルイ場面をたくさん書いてきた作者なのでこれはこれでいいんでしょうかね。何度も書きますが宇佐美はこんなヘンタイにせんでもよかっただろうに、生かしても良かったんじゃないかな。

杉元が火災現場の中でごほごほしてたとき、白石が助けに来たシーンは過去に炭鉱で爆発起きたとき杉元が気を失った白石を抱えてたこととかぶせてるんでしょうか。どんどん白石が良い人になっているぞ。いいのか脱糞王。

切り裂き犯を始末する拷問係杉元の描写ですが…やりすぎやろ。

腹掻っ捌いて腸を出す→小銃に絡んだ腸を犯人の顔に投げつける→腸を首に巻き付けて足で頭を抑えつつ手で腸を締め付ける→煉瓦の壁に顔をゴリゴリ押し付けながら前に進み→両の手に銃撃ったり銃剣刺す→窓に立って神への言葉を述べてる最中に首に銃剣刺す→蹴って窓から落とす。

('Д')…。処刑人ていう映画思い出す。詳しくは覚えてないけど。

杉元が壁にゴリゴリ押し付けてたやつは「マークスの山」思い出す。精神病院で、あるきっかけで患者を職員がゴリゴリ壁に押し付けてこすりながら歩いたり（壁とか患者は血だらけ）罰を与えるというそれはもう凄惨なシーンがあってですね…大変にショックで怖かったです。やだやだ思い出したやん…（見ないほうが良いと思います

犯人の手や腹に傷をつけたのは聖痕スティグマ―タではないかとネットで見ました。そういえばそうですね。腹の傷はロンギヌスの槍ならぬ銃剣…。全然気づかんかった！ロンギヌスの槍はイエスの死をみるために刺した聖槍らしい。追記：頭部ゴリゴリして血出したのはいばらの冠表現？え、切り裂き犯＝イエスキリスト？処女受胎した繋がり？？

なんでこの切り裂き杉元のシーンを加筆したんだろう。上記のように聖なるつながりを出したかったのかな。それでも腸でもて遊ぶのはやめたれ。楽に殺したくなかったからなのかな。

週刊誌ではビール工場ばっかで長いなと思ってましたがこうして単行本でまとめて読むと次々とキャラが入れ替わって活躍していくので面白いなと思いました。尾形が出てくると特に面白くなります。上エ地は最後まで空気でした。「人皮は全部集めなくても良い」という情報をもたらす役目はあったらしいですがちょっと待てよと。皮は全部集めるもんじゃないん？てこちとら思ってたら鶴見とか土方とか全員皮は全部集めなくてよい、だって。

「は？」ですよ。いやいやいやあんたらいつからそう思ってたんや？

そんな描写あったか？

・・・アシリパがいつの間にか漢字読めてたり（単行本加筆で説明）・・・時々金カムはこういう不思議なことがあります。

というわけで眠くなったのでこれにて終わりです。色々書き記したいことあったけどもういいや。眠すぎておかしな文章になってますが後で直すかもしれませんが忘れると思います。

最後に過去に書いた絵を。

↓

2021.06

金カム26巻感想。

金カム284話私たちのカムイ。

金カム283話神の刺青。

金カム282話一刻。

金カム281話函館のひと。