金カム28巻感想。

※話長いねん…辛口感想やねん…


表紙は二階堂。272話~280話まで収録。

話の内容は過去に書いているので割愛します。

今回の加筆は結構あると思います。

・冒頭は前巻の長めのあらすじ~私的にアイヌのおっさんらの仲間割れと金塊の話が分かりにくかったので説明があってよかったけどもひとつ理解できない。

・有古と父親とマキリの話追加

・杉元ファン重要:過去の杉元さん放浪の旅、京都にて紳士と出会い別れ

・勇作替え玉の為杉元さん、菊田から格安の相部屋宿を勧められる

・杉元さん、呼び出した勇作を説教&しばく

・なんかこまごまとあるだろうけど覚えていない


キムシプ含むアイヌ7人もめた話はなんかよくわからんかったのは私だけじゃなかったみたい。このもめた話は連載の最初の頃にすべきだったのかもな。変に隠さずに。


さて今回の加筆で最大の問題が杉元さんの過去ですよ。

故郷を離れ2年放浪の旅に出ていたらしく、その間何があったんか今まで記されなかった。主人公なのに。杉元さんは普通の青年なので目立つエピソードが無いから描かないんだろうと思っていました。ええ。シマエナガを食うまでは。シマエナガと杉元が迷子になった話の中で最後シマエナガを食うとき京都でスズメを食ったときの話をしていました。

・・・ちょ・・そこ詳しく!と思ったもんです。数少ない杉元さんのお話なのに!

で、28巻でまさかの加筆!!

列車の中でうとうとする杉元さん。過去が走馬灯のように流れる中、2年の放浪の旅が出てくる。たった数コマだけど私の妄想も踏まえて解説しよう。

関東からぐるぐる巡って西の京都まで行った杉元。その間、着の身着のまま出て行ったので物乞いをしてその日ぐらしをしていたらしい。(父親が亡くなってからは猫の餌まで奪っていたことも)そんな時、京都で、ある紳士と出会い(みなさんのおかげですに出てたホモオダオモオに似てる)スズメの丸焼きをゴチになったと思われる。「すずめの串焼き初めてどすか?」その後、紳士から服を貰い「似おうてはるよ…」ボタンつけてくれはりながら…そして杉元は故郷へ戻る・・・。


さあ、みなさん。妄想のお時間です。薄い本がはかどりますよ。

私個人的には杉元は男色はないと思ってたんですけれど…これは…どうなんでしょ(困惑)

思い切り男色やないか!いやまあ、紳士はただのお世話焼きで何もなかったと言えばないんだろうけどさ。・・。なんか気になるので後で私、漫画描くかもしれません。

まさかの初体験は男性…。なのか??杉さん!そこは梅ちゃんであってほしいよ!


一応関西人の私ですがこの紳士の「どすか?」の京都弁はどうなんでしょうか。

「どす」は調べると舞妓や芸妓の花街や旅館の女将が使う祇園言葉らしい。一般の京都人は使いません。「~はる」は京都でも大阪でも使いはると思います。

なので杉元を買った?紳士は花街の人なんでしょう。杉元は知らずにそういう界隈にたたずんでいたのか売り専に見られたのかな。

・・・こういうヒントを元にいろんなことを考えるので別冊「杉元の放浪の旅」とか作ってほしい。なんだそりゃ。


次、勇作君を呼び出してしばく杉元。

まあ、まっすぐで暴れん坊の杉元「らしさ」を出すためにしばいた加筆をしたんだろうと思います。

エビフライだろ!って言われて、はあ?の勇作君に同情します。なんの事だよ。わかんねえよ。しばかれて怒らない勇作も勇作だよ。おっとりしてるなあ。


この杉元過去編は菊田が死ぬのでその前に花道と言うかエピソード作らな!ってなって作った話じゃないかなと。

残念なのは杉元単独の話ではなかったし菊田のお話や鶴見や尾形や金塊の話が加わったことで盛りすぎて杉元の印象がやや薄まった。杉元の帽子は亡き親友の帽子だと思っていたのに。菊田かよ。

杉元のあれが乱舞している格闘シーンは映画「イースタンプロミス」だと28巻amazonレビューに書かれてましたね。私は映画に疎いから映画に詳しい人の感想助かる。他にも色々洋画から引用してるみたいね。しすぎだよね。

金カムの単行本の批評は毎回amazonレビューの星が少ないレビューが的を得ています。


ほぼ毎週見せ場を作りながら連載を続けるのは大変かと思いますがいかんせん

話が長い!多分作者自身はこれでも話を削っているんだろうけど長い!

曲がり道大杉。杉元過去編(というよりも菊田過去編)長い。

しかし暗号解読からがこれまた長い…(本誌

来年春には終わるのかな。




↓過去に描いた絵を並べます。

ネコチャンは狭いところを通るのが好き

↑年齢的には杉元のほうが年上なのかな。ちなみにニコニコ静画でこの絵を載せたところめちゃめちゃ宣伝してくださるかたがいてて…この場を借りて感謝申し上げます。なんでこの絵なんでしょうね。


↑肉食獣カエコは良いキャラだな。すっぴんまでも描く作者にびっくりしました。

裸に軍帽…。顔を見られないように、だろうけど。この時の杉さんの暴れん坊は結構デカイんじゃないか。なんつって。

尾形は記憶力は良いからさ、過去の偽勇作の男の声や体つきとかであの時のアイツは杉元かと思わなかったのかな。今の傷だらけでマッチョな杉さんだとしても。杉さんのほうもあの時の鶴見たちに見覚えはないんだろうか。んー・・・。



カシス's Ownd

自由気ままに描いたゴールデンカムイ等の二次創作掲載。※無断で転載盗作等お断りします。

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