金カム314話最終回、大団円。
※辛口感想です。色々間違いもあります。
↑3人が揃う絵を探したらハクチョウ食ってるとこだった。
みなさんこんにちは。とうとう最終回を迎えましたね。
では今週のあらすじです。
・機関車と杉元と鶴見が海中に沈没してから6か月後の東京。
アシリパは物売りのおじさんから干し柿を買う。
街中の通りに花屋がある。女将さん、と従業員の女性が店の前に怖い人が…と告げる。
行ってみると息子の寅太郎がその怖い人をボカボカと叩いている。(顔は笑っている)寅太郎にやめなさいと止めてラッパ水仙など勧めてみる女将。怖い人から匂いがした。これは…目が見えなかった頃に嗅いだ匂いと同じ。
「佐一ちゃん?」(多分声が震えていたであろう)
「手術で見えるようになったんだね 梅ちゃん」
戸惑う梅ちゃんの表情。
「これ…必要になるかわからないけど寅次から頼まれたことだから渡しておくよ キミのお父さんはね 俺の命の恩人なんだ 英雄なんだぜ…」
佐一は小さなきんちゃく袋を息子に渡す。「じゃ。」去っていく佐一ちゃん。「ありあとござます」頭を下げちゃんと礼を言う息子。寅次にそっくりだ。
きんちゃく袋の中身はあの時ポケットに入れた砂金だった。
いつか梅ちゃんと息子の役に立つだろうと渡したのだった。
・3人がアシリパに臨んだものは…
幸せを自分で掴もうとする人になってほしいウイルク、
俺たちの為にのキロランケ、
未来はあなたが選んでのソフィア、
アシリパの選んだ答えは”アイヌを守っていくのは黄金のカムイではない”
でも杉元の考えは黄金のカムイは使う奴によって役目が変わるし悪くはないものだと。アイヌの土地を残すために使われたし。
・一か月前、年老いた榎本武揚の元へ訪れた杉元とアシリパ。
榎本曰く、土方さんのことは心に刺さったトゲだった、この兼定が榎本家への通行証代わりに渡したんだろうと。
「権利書について」~六ヶ国の公使が条約を承認した公式文書もまとめて綴られている、政府がでたらめな文書と言う扱いにできず手に入れたかった理由がそこにある。
信頼する人間に伊藤博文と腹心の西園寺公望というものがいる、権利書の写しを作り原本はお嬢さん(アシリパ)が持っていると良い…
・先ほど買った干し柿を食べる杉元とアシリパ。
どうだ?と感想を聞くアシリパ。やっぱうまいね、と答える杉元。
そうじゃなくって!味の感想ではなく干し柿を食べて何か変わった気がするかを聞きたかったアシリパ。(大雪山でユクの中で二人過ごした時のこと)
杉元の答えは…「う~ん別に。でも変わらなくていいと思うよ 役目を果たすため頑張った今の自分が割と好きなんだよ」 「…うん」
杉元はこれからどうすんだ? こっちに残るのか?と白石。
戸惑うアシリパ。
帝国ホテルのエビフライがうまいけど都会でうまいもの食べるにはカネがたくさん必要なんだよ、と杉元。
リスのチタタプ、ウサギの目玉、塩をかけたエゾシカの脳みそ、シャチの竜田揚げ、オオワシの足、カワウソの頭、白鳥のクチバシもおいしかった。
自分が幸せになれそうな場所をやっと見つけられたんだ、故郷へ帰ろうアシリパさん。
待ってた答えを貰ったアシリパは涙が出るが笑顔だ。満面の。
白石は何処に?白石は湿っぽいサヨナラは嫌いだぜと一人喧騒に消えて行った。(遊郭らしい門へ)「あばよ元気でな」
・その後のみんな
夏太郎~小さな羊の牧場をはじめ後に大牧場主となった
永倉新八~小樽で大学生相手に剣道を教え、新撰組の手記を残す 土方歳三の遺体は歴史通り見つかっていない
谷垣源次郎~阿仁へ戻りインカラマッちゃんと15人の子どもを授かった。長女以外は男子…
門倉、キラウシ、マンスール~10年後なぜかアメリカへ行きアメリカ先住民の隠した金塊を奪い合うサイレント西部劇を主演で撮影したが大コケ 現在はカルト映画として再評価
ヴァシリ・パブリチェンコ~ロシアの著名な画家へ。亡くなるまで手放さなかった絵画「山猫の死」(1940)がオークションで3億円で日本のIT企業が落札
月島、鯉登~函館湾で月島は鶴見の亡骸の骨でも額当てでも見つけられたらと探していた。権利書も金塊も鶴見中尉殿が使うから何かが起こると信じていた、今はどうやって生きれば良いのか。
アイヌの権利書も金塊もそれらが無ければ国防がつとまらぬというものであってはならない、鶴見中尉殿がいなくても前へ進まねば。
鯉登ら反乱分子は政府から賊軍として裁かれる、自分には鶴見についてきた部下たちを守る大仕事がある。勝ち目はあるんですか、と月島。
「だからこそ優秀な右腕が必要だ、私のちからになってくれ月島軍曹」
驚く月島。
月島ああああ早く来い! はい。
鯉登少尉は「最後の第七師団長」になる。月島は鯉登中将の右腕を全うした。
アシリパ~私たちの文化が消えないように新しいアイヌに伝えていく 樺太、その先の少数民族にも。それが私の役目だ。
地道な活動が役に立ったのか現在アイヌの文化はアイヌと和人の努力によって後世に伝えられている(アイヌの博物館など)
アシリパは生涯政府と交渉を続け権利書の土地は全てではないが昭和期に国立公園や国定公園に指定された
・さらに3年後
少し背が伸びたアシリパ、変わらない杉元の二人は相変わらずリスを取ったりしていた。
村に白石から手紙が届いた。手紙には何も書いていない。しかし封筒の中に・・・
白石の顔が刻印された金貨が入っていた。
いつの間にか金塊を持ち出し東南アジアのどこかで王様になっていた。
(国外逃亡…国内にいたらまた収監されるからね)
以上です。作者さん編集部のみなさんお疲れさまでした。しばらくゆっくり寝てください。
と思いきやスケジュールは忙しいみたいで次回作も決定だそうで馬車馬のように働くブラック企業かよ
さ~って何から話そうかしら♪
アプリが役立たずなので(朝10時に強制無料公開)ヤンジャン本誌を買ってきまして読みました。・・・床に投げました。なんだこりゃ。まあ、最終回って期待しないほうが良いのはわかっていたんですが・・・。(ざっくりしたまとめにになるだろうから)
作者本人さんが最期は大団円と、うたっていたので眉唾だったんですが読んでみて「みんな優等生に終わったな」でした。私の妄想ですが、最終回のオチっていうのは作者の中ではなんとなく決まっていたのでそれまでの道中は好きなようにやって描いたんだと思います。
あと1話だっていうのにギリギリまで列車編で鶴見と杉元が殺し合いしてたり決着が不透明でね、どうやって終わるんだこれって皆さん思いましたよね。案の定あれから数か月、何年とかやっちゃったね。よくある手だけど「便利な手」ですね。
梅ちゃんと杉元
梅ちゃんは女将さんと呼ばれ旦那様という言葉も出て来たので再婚して目の手術もできて花屋も経営できて従業員(お手伝いさん?)もいるし割と裕福な暮らしをなさっておいでですね。そこに怖い雰囲気の戦争帰りが近寄ったら異質ですし早くに渡すもん渡してずらかりたいですよね。光と影みたいで杉元が可愛そうでした。こういう対比を描くことで杉元が東京に居場所がない理由の一つになったんだろう。かわいそう。杉元だって故郷は関東でしょうに。
梅ちゃんの一人息子は素直で仔犬みたいな子でしたね。何となく杉元は投げていい相手だと思ったんでしょう。それにしても一般人の梅ちゃんからしたら杉元の人殺しの怖い匂いは消えないんでしょうね…自分を見て相も変わらず怖がる梅ちゃんの様子を見て杉元はまた傷ついたと思います。こんな怖い雰囲気、殺気を持った男は都会にはいられない。行くところはもうあそこだろう。アシリパと同じ故郷へ。
杉元とアシリパ
アイヌの子どものアシリパだけでは政府と掛け合うのは無理なので一緒に旅した和人の杉元と一緒に協力することで事が進むんだろうな。
私の個人的な思いとしては杉元さんはもう楽してほしいという想いがあるから過酷な暮らしではなく一人放浪の旅に出て京都の紳士に再会したり本が好きそうだから本屋さんとか船坂弘氏のように余生を送ってほしい。まあ、無理だろうけど。
食っていくためにまた軍隊に復帰するかもね。コイトちゃんとまた喧嘩したらいいねん。
聖なる人のような目でアシリパを見てる杉元なので今後のこの二人にケッコンとかなってほしくないと個人的には思っている。じゃないとね…ロリ「」
白石
もしも杉元が東京に残ると言ったら白石はアシリパ連れて北海道へ連れて行くでしょう。(保護者)で、アシリパが要らないと言った金塊を持っていくでしょう。
ボウタロウが夢見た東南アジアの王様ですがシライシはこのまま北海道にいると元囚人なのでまた収監されるでしょう、で、身の危険がある国内よりも海外へ行き博打を打って出たと。なんかこのコインは何処の文字なのか調べた方がいらしてね(Twitterで)白石はどうやらミャンマー(ビルマ)にいるらしく、ビルマ語でコインに自分の名が刻印されているそうな。て表紙にビルマ語監修って書いてあるな!はは!で、ビルマといえばビルマの竪琴っていう中井貴一さんが出てた映画があるんですけど若い諸君らは知らないかね。ウッチャンがマネしてなかったっけ(古い)水島ー帰って来い!っていう。知らないかね。(孤独
ミャンマー(旧ビルマ)で王様になったのかなあ。ボウタロウの夢を叶えたって感じか。…じゃあ、やっぱりボウタロウって白石と出来てたのかなあ。もしくはボウタロウが白石に言い寄ってたのかなあ。あの長い髪をちらつかせて白石に魅了させてた描写があったでしょ?なんであんな描写をしたのか意味不明だったんですが情報を引き出すために誘惑しようとしてたんだろうなあ。必要ともあれば親分とも寝れる人だしね。
ボウタロウは自分の武器が美貌だとわかってた人でそれを武器に渡り歩いてきたんだろうかね。って今更ながら考えてみる。ボウタロウは鷹の団のグリフィスみたいに描きたかったのかなあ作者。知らんけど。
問題の絵画「山猫の死」
最終回の最大の問題絵画。絵画?このエピソード要る?
初見で見たとき、尾形ファンに2度も叩きつけられる「尾形の死」、と思いました。
動物の死体だけど、なぜ、死体を見せられなければいけないのか。頭を撃ち、もう助からない、彼はもう生きていないのだ、わかってくれ、とでもいっているかのようだ。作者からのメッセージ。もう尾形を描きたくないんだろう。おそらく杉元をも凌駕する人気ぶりだもの。
ヴァシリは木の上で尾形に撃たれはしたが命は助かっていて、尾形が列車に向かっていたのを見たんだろう。追って線路わきに力なく横たわる彼を見て絶望したのかもしれない。
…色々思いついたので漫画にしたいけど気力がない。きっともうすでに誰かが描いているでしょうね。見ないけど。
Twitterやピクシブで見かけるんですが尾形の死ぬ場面や出血したり苦しむ場面の漫画や絵があるってことはそういう需要があるってことなんですかね。尾形のそういう絵多い気がする。以前、Twitterでそういう感じのを呟いたらそういうジャンルがあるらしいです。と。
…ネットは広大よ…少佐!私は苦手だよ!(描かないとは言っていない
生涯手放さなかったこの絵を日本の企業がさんおくえんて。
ゴッホのひまわりが53億円(現損保ジャパン日本興亜)は別格として
ちょっとググったらバンクシーの海岸の絵画が3点で3億円…(売り上げは寄付されたとか)
・・・ヴァシリは没後に評価が高まって売れた画家のひとりなんでしょうかね。知らんけど。
てかヴァシリ死んでなかったんかい 木の上のスナイパーはソフィアの連れやったんじゃないんかい(私の勝手な妄想
鯉登と月島
…このカップル…いやコンビは人気なので生存させたのかなあ。いいなあ、この二人のファンになったら良かったなあ。遅いけど。
月島はあちこち爆風の破片で重症だったのに生きてるんだね。鉄人だね。「不死身の~」を名乗ったらどうだい?かぶりつきで鶴見劇場は見れなかったのでせめて破片だけでも探す。
…いご草ちゃんとかけてるんだろうか。ほんとこの漫画って過去の出来事と同じこと繰り返すの多いね。いご草ちゃんは生きているけどさて、鶴見は生きているでしょうか。生きてるでしょう多分。満州行ってるよ内緒で多分
音之進君はほんと面堂終太郎でしたね。うる星やつらの。若者よ…うる星やつらは名作なのです…
師団長ですか。噂通りでしたね。
…この二人に関しては以上です。特に面白エピソードではないので。
・とりあえず思いつくことをざっと書いてみました。
前回の鶴見と杉元が海中にダイブした後の描写が無いのはちょっとこのご時世に配慮したのかなと思いました。知床の。(毎日気がかりです)
いや、わかりませんが私が勝手に思っただけです。
最終回で唐突に元気になった杉元が現れるのは不自然だったので。何かあの時の胸に刺さった怪我の事や救助されたときのコメントとかあればね…。
単行本で加筆されるかな。されたらいいな。
今回書ききれなかった疑問点は後日に書きます。
色々突っ込みどころありますよね?付録の通知表とか。ケッ
ではまた。
↑替えの尾形はあるから。あやなみれいと同じ。嘘。
↑この二人は兄弟と思ったんですが違ったねぇ(変な眉毛繋がり、海繋がり)兄は生きていた!ってなったら面白かったなあ自分的に。
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