2)金カム妄想漫画が出来るまで
皆様読んでいただきましてありがとうございます。
今回は2作目~新作4作目についての過程について書きます…
1作目描き上げたときのヒストリーはこちら。
※腐向け表現があります(同性愛表現)
注意してください
・私とゴールデンカムイとの出会い
前回も書きましたがまた書きますね。
去年ぐらいにネットで今週のゴールデンカムイ感想というサイトを見たのが最初だと思います。温泉で男性陣が裸体で…っていうお話が書いてても絵を見ても別に何とも思わなかった。(ごめんなさい)で、スルー…
しかし今年4月にアニメ化!HP見てこれはカッコいい…杉元っさんの声に感動しました。監督さんありがとう。急いで単行本買いそろえました。今じゃあ本誌追っかけてます…。
アニメからファンになったということです。はい。4月からなのでまだ浅いですね…
↑4作目漫画を描く前にイメージした絵。
尾形にゃんリードでした。ネームでは。
・尾形と杉元の漫画を描くにあたって
…「尾形と杉元妄想漫画」1作目描いたときに新作4作目のラストは決まっておりました。二人の漫画を描くときに決めていたのは…
・なるべく原作に沿った雰囲気にする
・なるべく丁寧に描く
・深い毛づくろい表現(性描写)は初めは控えめにする
舞台も設定も自由に…とも思ったけど私は原作の二人が好きだし、一度はちゃんと原作に沿ったお話描いてみたいという想いがあったのでこうなりました。
絵に関しては原作が丁寧に描いてらっしゃるのでそれには遠く及ばないけどいつもより丁寧に描こうと心掛けました。いっぱい調べたよ…グーグル先生…
二人のいちゃこらシーンは最初はわざと控えめにしました。多少物足りない感じにしたかったので。
2作目は1作目の尾形がなんで負傷したのかの理由が描かれています。ほんとは吹っ飛ぶ前のカッコいい中尉と尾形の( ^ω^)・・・なシーンを描こうかなって思ってたんですが話が長くなるし杉元っさん関係なくなるからやめました。それでも今の中尉と尾形の密な関係性は描けたかなあ。直接手に触れ咬むんですもの。後ろに部下がガン見してるのにね。
後半は杉元っさんがスイッチ入ったのか毛づくろい。昔、私は犬飼ってたんですが犬は首とかわしゃわしゃすると喜ぶんですね。猫もそうだろうなあと思って首元にチュウの嵐にしてやりました笑 これで尾形にゃんの首元や耳が弱点とわかった杉元っさんでした。
3作目は…これは載せる予定ではなかったというか、まだネームの時点だったのです。
この頃、体調を崩しまして。もう漫画が描けなくなるんじゃないかなってぐらいでした。その後運よく回復し再びなんとか描けるようにはなったものの…力が出ない。なので鉛筆画になりました。ちょっと読みにくいのはすみません。(こういうのは控えたほうがいいのかなと思ったけど正直にお伝えしたほうが良いかなって)1作目の杉元が尾形に治療を施してる一連のセリフは自分で気に入ってます…。
「ここが弱いの知ってるぜ…」のシーンは最初は無くて。なんかふと思いついたんです。そう、2作目の首元にチュウにつながるわけですね(そういうことにしておこう)
4作目は…考えていたラストに向けてもうひと踏ん張り!と思ってちょっと本気で描きました。(仕事よりも本気)なかなか線画がうまく描けないですが何とか仕上がって嬉しい。お話はいろんなシチュエーション考えました…
↓ネームの一部…
↑あまりにもじれったい杉元っさんに待てない、と告げもしかしてお前は不能かと詰め寄る尾形さん…酷い。後に「待てない尾形」設定は変更。尾形メインのお話になっちゃうので…
↑事が済むと何かが終わり、殺し合いになる…と杉元っさんが告げてしまうシーン。
姉畑先生の件が気になったんでしょうな。
本編ではここまでは言わないようにしました。
お話の流れはネームでも下書きの時点でも悩んで悩んで…なかなか決まらなかった。
ほっといたらキャラの顔ばかりになるし困った…
そこでふと、スタイリッシュな狙撃手をちょっと描いておこうと。尾形といえば凄腕スナイパーなので描いておかないと…(なぜか使命感芽生える)
Type38 Arisakaですよ。手元に欲しいものです、何度思ったか。途中嫌になってAK47でいいやんて思ったり。知らんけど。
↓一番下の尾形の構えてるカット描いてて思ったのはほんとに視力がいいんだなって。
私はメガネっ子なので無理…
杉元と尾形の話ですが二人だけじゃ話が進まない。そこで潤滑油というか良い感じのキャラ、白石です。彼は色々と状況を把握してどっちにつけばよいのか考えてます。で、杉元の心配をしてしまうと。杉元につけば色々有利だと思ってるから…。だから尾形の策に溺れるなと忠告。
原作では白石というキャラはここまでいる予定じゃなかったとか。
…今じゃあ必要ですよ!先生!じゃないとキロと尾形だけじゃあ空気が重いっす…。
終盤の二人の濡れ場ですが(ピクシブ版)…1~3作目まで描かなかったシーンをここで出そうと決めてました。何気に二人のキスシーンは1作目だけなんですよね。4作目もあるけど隠れてちょっと見えない。
そして弟勇作さん登場。ネームの時点では勇作さんは出なかったんですが…なんかこう…本誌の尾形の過去話が気になって気になって。あの遊郭で誘う話はほんとはもっと大きな意味のあるシーンだったのではないのかとか。
自分を熱烈に慕う弟を色香で誘い出す。傍らに肩をあらわにした女性を置いてるけどメインカットは尾形。…普通色っぽい女性の姿をワンカット使って描くものではないのかなあって思うんですが…尾形メイン…。ということは弟の視線は兄の姿…。意味は分かるな?
たとえ自分を殺めた兄でも慕う気持ちは揺るがない。
兄も自分を慕ってくれてると思ってたんだろうな。
自分への裏切りか、許せぬ思いか、嫉妬か。
わざと見せつける尾形も尾形ですね。
弟君は兄を止めたかったかもしれない。遊郭も断ることで兄の「悪さ」という愚行を止めたかったかもしれない。まあ、弟君の都合の良い「兄様」でいるのはまっぴらごめんだよね、尾形も。色々書きましたが皆様はどう感じられましたでしょうか。
勇作さんは強い。石か。
最後は原作に沿って頭部を撃ち抜かれる杉元。迷いなく撃ち抜く仕事人。でした。
なんで撃ったんでしょう。いつ撃とうと思ったんだろう。もしかして最初から狙ってたんだろうかね。
ロシアでのスナ対決のように辛抱強いね、尾形さん、機は熟してから待て、か。
ロシアでもしも二人が再会したら…どうなるんだろう。わくわくが止まらない!
(悲惨な結果だろうなあ)
この漫画を載せてから感想をいくつか頂きました。ありがたく読ませていただきました。
(作画に関してはまた次回にて詳しく書きます。)
本当にありがとうございます。握手して回りたいくらいです。
ちょっと今回は長くなりましたんで続きは次回へ。
※文中色々間違ってたらごめんなさい。
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