金カム169話感想。
ヤンジャン連載のゴールデンカムイ最新号のネタバレ感想です。
ちょっとうろ覚えなので間違ってたらごめんなさい。
ヤンジャン発売日に感想書けたらいいんですけど諸事情でいつも遅れてます…。
すみません。私は雑誌派なのでどうしても間が開きます。
では今週の金カム感想です。
今回はね…読み終えた後、私…涙ぐんでしまいました。なんかこうこみ上げるものがあって。
そして…感想書くのがつらいです。でも、書かないとな。絵も描いたし。
アシリパさんと灯台守の老夫婦の行方不明になった娘さんスヴェトラーナの写真を現地の子供たちに見せて聞いて回る杉元さん。子供たちは知らない、と。
スヴェトラーナ…どこかで聞いたことのあるロシア系の名前…
~スヴェトラーナ(スベトラーナ、スヴィェトラーナ)は、スラヴ系の女性の名前である。「 明かり」や「聖なるもの」を意味する。 ギリシャ語の名前のスラヴ語訳から作られた。 ... 20世紀に入ってからロシア、ウクライナ、ベラルーシ、ブルガリアで大流行している名前である。(wiki)
なるほど。灯台だから「聖なる光」…か。…アシリパさんになんか関係ありそうな感じするなあ。憶測だけど。
村のドーム状の小屋の中で杉元チームは休む。この村でメコオヤシ(オオヤマネコ)が現れたという話をエノノカちゃんがチカパシに話す。
大きな足跡を残し人間の荷物をことごとく盗んだのか食べてしまったのか忽然と消えたという。オオヤマネコの仕業なのだろうか。
同じくアシリパチームもオオヤマネコの話をしている。大きな猫の足跡があったからだ。キロランケは昔ウィルクとオオヤマネコを捕ったらしく毛皮は売れたが肉は旨くなかったという。アシリパさんの「味は?」って必死に聞く姿勢はいつもと同じで良かったですね…。
ウィルクも荷物を根こそぎ失ったという。「ネコの化け物」の仕業だろうか。
オオヤマネコは調べると欧州ロシアにいるネコ科の大きな動物。大型犬より大きいかな。体長80から130センチ…。猫の顔して、でけえ。
↑アチャの顔の傷描き忘れたorz
そういうオオヤマネコの話の中、鯉登少尉が語る。まるで尾形百之助のようだと。谷垣と軍曹は黙っている…。尾形が?と杉元は聞く。
「山猫の子は山猫」
「どういう意味だ」
月島軍曹は説明する。猫は「芸者」を指す隠語…師団の一部の連中が言っていたくだらない軽口だ。と。杉元は「本当にくだらねえな…」と吐き捨てる。
鯉登少尉の話は続く。あの性格だ、嫌ってる人間も少なくない。私も大嫌いだ。(大がつくほど嫌いなのか…)いんちき、人を化かす、そういう意味の隠語もあるという。案の定ではないか、違うか、杉元。
最後に鯉登少尉は言う。(オオヤマネコの荷物紛失の話で教訓があるとしたら)泥棒猫は撃ち殺せ、だ。
「山猫は眠らない」というスナイパー映画から異名がついたのかと思いきや、隠語だったと。調べると「猫」は芸者、(ねこは三味線の皮、つまり芸妓のこと)「山猫」は芸が拙いので外のことで稼ぐ(売淫)芸者のこと。
・・・・・・。
尾形百之助の父は故・花沢中将。当時も今も偉い軍人さんだ。しかし母は芸者。
なので師団の中で一部だと思いたいが山猫の子は山猫だとか揶揄されていたと。
鯉登少尉まで言うくらいだから相当広まっているんだろうか。いや、鯉登少尉は父親同士が同郷で友人だから…。
自分の出目が外の人間から面白おかしく皮肉られる。立派な軍隊いじめです。
小さいころから不遇な想いを持って育ち、やむなく軍隊に入隊するも山猫と揶揄され続ける。なぜ彼の目が光のない黒目で頑なに無表情で感情の起伏がなく言葉少ななのか。語ると皮肉めいた憎まれ口になる。
今となってはわかる気がします。そうならざるを得ない環境だったからだ。
しかしだからといって家族を殺めるのは別問題だ。そうじゃないと…。ただのサイコ野郎だ。
…覚えのない、いわれのない言葉の暴力の中で生きていると自然に人は無表情になり、他人を疑い信じられなくなります。心を許したくなくなります。…そうしていつの間にか自分の中で大きな壁を作ります。打破するにはたくさんの愛と言葉を交わすことかな。…と私は個人的に経験上思うわけです。
人を傷つけ傷つけられ…それでも生きていかなくてはいけない。
尾形はそれでも生きている。なぜだろう。なぜ生きているのだろう。心が負けて弱っていくと自害の道も考えるだろう。何かが彼の中で「生きて」いるんだろうか。何かを掴むために生きているんだろうか…。
原作の中で尾形の回想で弟の勇作と兵舎で言葉を交わすシーンがあります。そういうときでも周囲からしてみれば奇異の目で見られたのかなって。上の絵はわかりやすく鯉登少尉を配置して描いてますが…。無表情にもなるって!兄様は。(わかるわかる
人の生まれや育ちを茶化さない谷垣、軍曹、杉元は頼もしいですね。人として立派だと思います…。たとえ軍や戦友を殺し裏切って、アイヌの少女を連れ去り自分を撃った相手だとしても。杉元っさんは尾形を裏切り者で信用ならないやつと決めつけていたけど、つかの間の北海道での旅の中で一緒に行動していた時に共闘して過ごした日々はそんな悪くはなかったんじゃないか。化ける山猫と言われればそうだけどあの日々は…素の尾形の姿だったんじゃないだろうか。なのに裏切りですから憎さ倍増か…うーん。
杉元自身も村で迫害された経験があるからなんとなくそう答えたんだろうな。
最後に山猫が尾形の前に現れる。オオヤマネコだ。
目が合う。銃を取り出し構えようとする。アシリパが次の目的地に行くぞと告げる。
再び視線を向けるとそこに山猫の姿はなかった。
大きな足跡を横目に違う道を歩き出しアシリパ、シライシ、キロの方向へ一人遅れて歩みだす尾形‥‥で169話、終わります。
この最後のシーンはネットでまとめ感想見てはっとしました。
化かす山猫とは違う別の道を歩き出す尾形…。なるほど。
あの最後の晩餐の絵の通り、改心するのかな。君に幸あれ…。
もう涙ぐんで…つらかったです。サトル先生ええ、つらすぎだろう。尾形設定どこまであるん。今回の尾形の表情は物悲しくもあり頼もしくもあり何かを悟り決めた感もありました。良い目つきでした…。;;
持ってる銃はあれは38式?モシンナガン?
そういうシュンてするお話なのに途中のジブリのドーラさんソフィアさんはびっくりだよう。
なんだよあのおっぱい!笑あんなに色気のないおっぱい無いよ!w青年誌だよ!?
しかも首謀者とか。…ウィルクやキロも若いころソフィアと深い仲…げほんげほんゲエエエ
失礼しました。
ソフィア姐さんはモデルがいるそうですね。へえ。
アシリパさんはこの姐さんと会うんでしょうね。どうやって…。シライシ使うのかなあ。爆破して連れ出すのかなあ。とりあえず早く暗号知りたいっす。
ということで今回は以上です。
なんかもう頭の中で色々考えがまとまらなくて…乱筆乱文失礼しました。
次回はどんなお話になるのかな。また杉元と鯉登少尉のやりあい見たいです。和む。
ではまた。読んでくださってありがとう。
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