ボンボン…金カム197話感想。
※ネタバレ。山猫は眠らないにゃ。絵は、おいのイメージ絵じゃ。
↑子供のころの二人を想像して描いた絵。
ある農村の祭りで子供の男の子というのは無垢な稚児として神のようにあがめられてきたという。女の子も八乙女(巫女)として祭りに参加し、田植えをし、神様に祈る行事があるという。絵を描いてて思い出しました。
音之進くんも百之助ちゃんも子供時代は村や町の祭りに参加したことあるんでしょうか。
さて、今週の内容ですが…なんかこうある男の終末を見せられてる感じです。
明日感想書こうかなあと思ったんですが、ちょっと心の中のムニャムニャを吐き出したくて。
前回で重傷の尾形を病院まで連れていくことになった杉元一行。
その時、尾形はかすかに嗤った。なんの嗤いだろうか。
病院に連れていき、さっそく手術を行う。
多分麻酔してると思うから(部分か全身かどっちだろう)痛みは無いような顔をしている尾形。毒は脳にまで達するとどんなことになるのかわかりません。
手術は無事終えたがロシア人医師は(赤ひげ先生ぇ)絶望的な感想を伝えた。
出来るだけのことはした、呼吸も血圧も弱くなっている、明日の朝までもたないだろう。
エノノカちゃんの訳では「もうすぐ死ぬって…」
空は夜。…。ああ、とうとうこの日が来るのか。尾形ちゃん…。
アシリパは何とも複雑な表情をしている。潤んでいる目をしているが涙は何の涙だろうか。
人を殺した自責の涙か。ともに旅した尾形とのお別れへの惜別の涙か。自責の涙だろうな。
谷垣は聞く。どうする?少尉は待つ。と答える。何を待つんだろう。
谷垣は尾形とは同僚でかつては殺し合い対決までしていた。谷垣はこんな瀕死な尾形をどう思うんだろう。少尉は尾形とは昔から知り合いのようなので(親同士同郷で)いがみ合ってはいるもののいざこうなったときは…考えてしまうよね。
アシリパの様子を感じ取った杉元は医師の元へ何とか助けられないか頼みに行く。
病室のドアを開けると…窓が開きカーテンがゆらめいていた。
ベッドはもぬけの殻。ベッドの傍らに医師が血だらけで殴打されたのかうつ伏せに倒れていた。
杉元は驚愕の表情だ。先ほど医師は確かに言った。彼は朝まで持たない。
急いで皆に知らせる。尾形が逃げた!!
アシリパには自分から離れるなと強く言う。他には裏手に回れと指示する杉元。
小銃を片手に。いつでも撃てるように。
残った少尉は倒れた医師の安否をみる。医師は目線の先をロシア語で何か伝えた。
開いたドアの影に看護師を盾に、ハサミで脅し羽交い絞めにし、立っていた尾形。
それは、その姿は…もはや今までの「尾形」とは言えないような…鬼気迫る顔だった。
まるで呪われた悪魔の顔。ああ、呪われたのだ。父上の言うように…。私の想像ですが。
すぐさま所持していた拳銃を尾形に向ける少尉。尾形は何かを発したが聞き取れない。
麻酔が効いているのか怪我の影響か表情筋がいびつだ。
”この女を刺すぞ!その男を殴り倒せ!”
尾形はロシア語で叫んだ…。医師は少尉の頭部を殴った。倒れる少尉の手に素足で踏みつけ拳銃を奪い、少尉の頭に銃口を向ける。そしてロシア語でこう言った。
”ボンボンが”(ロシア語
ロシア語わからんでもなんとなく伝わっただろうな。少尉は。
尾形は手術後で麻酔が効いているはずで体は満足に動けない。近接戦は今まで見ての通り杉元らのようには強くない。なのでいつも何かしら武器を備えたり戦略を立てる。
あの時嗤ったのはやっとニヴフの村から脱出できた喜びだったのか?(いつも誰かしらに監視されていたから)この時を狙ってたということか?
窓を開け、そこから逃げたと思わせ、女を黙らせ、どこかへ逃走する予定だったのだろうか。一人で。
伏せた態勢で絶体絶命の立場になった少尉。
その時、ある記憶が蘇る…
これはちょっと幼く描きましたが(汗
14歳のころ、鯉登くんはお父上がフランスの友人からもらった三輪バイクに乗って校庭を走っていた。はた迷惑…。学校から出た後、角で知らない男性と当たりそうになった。
すぐさま謝る鯉登くん。そういう礼儀正しさは持っている。
こんな乗り物を乗っても叱られないという。…。
男は西郷隆盛のお墓に行きたいというのでバイクの後ろに乗せて連れてってあげた。
お礼にと男は月寒あんぱんを少年にあげた。(北海道札幌の地名のあんぱん?)
男は鹿児島は何がおいしいんだいと聞く。少年は桜島大根と答える。…この絵よ‥。
鯉登少年はあんぱんの半分をあるお墓に供えた。
どなたのお墓ですか。兄さあです。
…母に似て色白で桜島大根とからかっても怒らなかった、優しい兄だった。
尾形の弟、勇作は顔が全部見えない描写だが、鯉登は兄の顔を全部見せている。
…何かありますな。兄の顔は柔和で大体音之進ちゃんと同じ眉毛(…)まつ毛がある。
オイが死ねばよかった。
傍らにたたずむ男はかつてはロシアで長谷川と名乗ったが今は鶴見というのかな。
「話してごらん?」
そらきたという顔をした鶴見。
過去に影がある家族を亡くした者たちを選んで忠実な部下をこしらえる。
もしかして、14歳の鯉登少年をスカウトしに来たのか…?
まだ14歳ですぞ…じゃにーずじゃないんですよ。
ああ…こうして優しく親身になってもらって心ほだされて…師団に入隊…。
ということで今回はこういう内容でした。
恐ろしい展開になってきました。
尾形の病状は悪く明日朝までとか。これは本当でしょうか。
ひげ医師が登場したとき尾形の姿を見て何かを考えた感じがあったのでもしかしてこの医師と尾形は知り合いか?と思いました。彼を助けたいんだろう?と強く病院に連れて行くのを勧めるし。そして弱ってるから朝まで持たないとかいうし。最後は殴られて?でも指示に従って鯉登を殴った。(看護師人質っていうのもあるけどさ)
しかも、ロシア語堪能だった尾形ちゃん。
うーん…。やっぱりね。ていうのは、ヴァシリとの対決で「やつらから直接聞き出すさ」と言って一人対決しに行った尾形。その後聞き出したのかは謎。
それとソフィアの話をキロランケが訳してるとき尾形の表情が何か悟ってる感じでした。
キロが訳す言葉に尾形は違和感を感じたというか。
(過去の感想文に尾形ロシア語知ってる説書いてます→こちら)
一度は死を覚悟したであろう尾形。しかしまだ生きている。暗号入手失敗してまだ何か?
ロシア側のスパイかそれとも?中央側か。
ところで、シビアな展開の中、今後の少尉と尾形の対決の行方を考えてみました。
↓
1、一番やれそうかな。鯉登なら力強いだろうし足首掴んで転ばせて優勢に立つ。しかし出術衣って真っ裸なので股間が見え()
2、逃げた!って杉元騒いで指示するけどエノノカちゃんはいない。なので鯉登のそばに駆け寄って…いつも少尉のそばにいたし。泣ける。
3、開いてる窓から可愛い帽子のカワイイ谷垣が狙撃。拳銃に。もしくはその付近に。ふざけやがって。
4、外にいねえ!中か!と杉元さんがどかどかやってきてドアバーン!!いてぇえ!尾形にヒット!コントかな。
っていう後半二つはお笑い入ってますが真面目に考えてみました。
いかがでしょうか。
それと、尾形が銃口向けながらボンボンがと嘲笑したあとも考えてみました。
↓
冒頭にも載せました少年時代の二人。想像です。いつから二人は知り合ったのだろう。
ちょうど鯉登の過去シーンに鶴見さんが登場したので、鯉登と尾形の顔合わせシーンを想像。第七師団27連隊なので…戦争前か後かどっちだろうね。前かな。この時勇作さんもいただろうし。仲良くやってたらいいのにね。月島さんはもしかしてこの3人をよく知ってたり…。妄想止まらんね。
そして、少尉に銃口を向けた尾形は…
あの男鶴見の素性を語る…。心酔し切っている忠実な部下だが果たしてこれを聞いてもお前は忠実な部下でいられるのか。まあ、それはお前の自由だが。
って妄想です。
でもほんと悪魔の面してるんなら色々ゲロって下さいよ尾形さん。
私としてはまだ退場してほしくはありません。でもキロランケの退場の仕方を見ると今まで見なかった猛烈な暴れしてるからね…。
(とりあえずいったん休憩するか…続きはまた書きます。)
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