出産…金カム231話感想。
※うろ覚えなので間違ってたら寝てないんだなと思ってください。
先週はお休みでしたね。
今回は谷垣の子を宿したインカラマッちゃんの出産がメインですが月島軍曹と鯉登少尉とのお話も大事な回でした。
詳しいお話内容は本誌をご覧ください。
インカラマッちゃんの出産が始まる。オソマのお母さんとフチに任せて谷垣は月島軍曹を迎え撃つ。
谷「俺は不死身だ」
イ「あなたは不死身じゃない!」
谷垣は疲れた目で(インカラマッを安心させるために言ったのか)そう言ったらインカラマッは即違うと否定した。谷垣は普通の人で死んでしまうんだろう。杉元は異常な回復力と強運を持っているから…一緒に旅していた谷垣は自分も…と思ったのかな。お前は良い奴だよほんと。(´;ω;`)ウッ…
外へ出ると迎え撃ってきたのは月島のほうだった。出てくるのを待ち伏せ攻撃。小銃を奪われ銃床の底の部分で谷垣の顔を殴り、足を蹴り上げて体を地面にのした。
圧倒的ではないか…2時間動けなくするお注射されてんのにここまで動ける軍曹の精神力。
”お前は選択を誤った。隊に戻らずにその女や老婆に出会った頃から…”
鶴見の従順な部下と思いきや、雪山で二瓶と出会い怪我をし杉元たちと出会い、アイヌの家でフチにお世話になってインカラマッに出会い…一緒に旅をする。生き方に迷っていた谷垣にとってはかけがいのない出会いと旅だったはずだ。だが、隊にとっては脱走兵…。尾形と同じ類か。
おかんむりの軍曹の説教途中でまさかの鯉登少尉の登場!
お馬に乗って。(うすく柄があるので灰色の白っぽいあし毛の馬じゃないかな。もしくはうす茶色の馬?)陸軍の人らは乗馬は当たり前にされるのか。明治時代だしなあ。
少尉としては谷垣らはそのまま逃げればいいし殺す必要もない。放っておけ。
軍曹としては「脅し」としてやっていると。そうじゃないと他の者に示しがつかない。
かつて新撰組も鬼の副長さんが隊の規律を乱したものは切腹としたもんだ。国の軍隊ともなれば厳しい罰が与えられるだろう。
”邪魔をするなら殺すと言ったでしょう?”少尉に銃を向ける軍曹。
あなたも鶴見中尉を裏切る造反組ですか?グレーな態度だった少尉に対して突っ込んだ月島の言い方よ。鯉登少尉の答えは立派なものでした。覚醒したのかい?
”銃を下せ、これは上官命令だ。私は鶴見中尉殿と月島軍曹を最後まで見届ける覚悟でいる”
コイトパパ、泣いちゃう!
鶴見中尉殿が行く道の途中で救われるなら別に良い、そう言った月島。それには少尉も同意見。
そのために私や父が利用されてもかまわない。マジかコイトちゃん!!泣いちゃう!!
ただ、鶴見中尉殿の目的の先が納得できる正義ではなかったら後悔と罪悪感にさいなまれるだろう。
ん?後悔と罪悪感だけ?いやいや、鶴見の行きつく先があくどかったらコイトちゃんは鶴見を許さないだろ。何かやり返すでしょ。明かさないってことは…これはやりますね、復讐を。(私の想像です)
後悔と罪悪感。だからこそ我々はあの二人を殺してはいけない。
お父さん泣いちゃう!(3回目
ええ子に育ちましたなぁ…目頭が熱いですよ…我々は。あんなあほぼんだったのに。
やはり出自の良いぼんは帝王学が身に沁みついているんでしょうな。コイトちゃんはうる星やつらの面堂終太郎くんと似てますね。(参照:作者さんが高橋留美子先生と対談した時)女性好きの面堂君もやるときはぴしっとするし。
でも軍曹はもう遅いと。たくさん殺してきた。利用して死なせてしまった者もいる。で、エドガイくぅんの最後のシーンですよ。ここでエドガイ君なのか。でも依頼したのは上司の鶴見さんであってそれに従って見張っていたのは軍曹と前山さん…。「利用した」と思っていたのか。へえ。
もう遅いと言った月島に少尉はまだ遅くない!と返答。力強いな。
本当に大切なものを捨てて自分の仕事をやるしかなくなった。
その厳格さは捨てたものの大きさゆえか…月島!
コイトちゃんは察知能力も長けてるんですね。(ここらへん漫画的にちょっと都合よくないか)
死刑囚だった自分を必要と言った鶴見。そのために月島の好きだった子を利用した。しかしその子の安否は行方不明。いご草の髪の毛を渡されたが未練を捨てるため鶴見劇場を最後まで見るため捨ててきた。谷垣とインカラマッを見ていると捨ててきた感情が想い出が噴出したのだろう、たまらず軍曹は無我夢中で走り出したと。
一度は海の底に沈めた感情。
まさかの少尉に心を揺すぶられ説得され…たまらずインカラマッにすがった。占いには拒んできたのに。
「インカラマッ…あの子は…」
なんという顔をするんだ月島…悲しくゆがんだ表情。
インカラマッちゃんが黙って手を指し伸ばす。この姿に私はちょっと感動しました。これは「占い師」として凛とした占いをしようという風に見えました。
しかし!!!マッチャン!!!うううう…と痛みが来ちゃった!!オーマイガ!
そこにオソマのおっかさん、あんたたちもう終わった!続きは後でやって!
(;^ω^)
女にとって男のマジ話はなんやそれです。逆もしかり。
ましてや子を産む寸前の妊婦が苦しんでるときになんやそれですよ。笑
月島さんの苦しい胸の内のシーンは終わって、ここからはご出産シーンです。
多分出産シーンは描写するんだろうなあ、この作者なら…と思ったらその通りになって、お、おうとなりました。普通描かないよ。なぜ描くかというと、アイヌの伝統のやりかたを見せたいんでしょう。和人でもない現代でもない明治の時代のアイヌのやりかた。それと、生まれてくる新しい命を描きたいのかなと。
オソマのおっかさんが月島、鯉登少尉、谷垣にそれぞれ出産準備品の道具を持ってくるの振り分けて、ちゃんと準備する3人にわらう。旦那になる谷垣が色々準備するのはわかるとして関係のない少尉と軍曹までっていうのがね。少尉と軍曹がお銀の子を抱っこしてるのが可愛いのなんの。いや、不思議な因縁かな。その赤子の親と戦い斬りつけたのは軍曹と少尉だし…。
そうこうしてたら無事生まれたようです。女の子かな。
ひとり抱えてきた思いを誰かに打ち明けたりして何かの荷が下りたのかホッとしたんじゃないかな、月島さん。軍曹という役職は若い少尉を見守る役目があるらしい。そして少尉はご立派な上官へと育っていく。立派に育ったじゃないか、月島さんのおかげで。
ではまた。
21巻は3月の…えーと、発売です!
☆おまけ☆
もしも尾形が子守りしたら…わらう
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