王様…金カム236話感想。

※うろ覚え文なので間違いもあるんですね。ね。


久しぶりに1,2巻読み返したくなる回でした。

そしてちょっと泣きそうになりました。


・冒頭は錨をぶん回す海賊対銃剣持ってる杉元戦。

・地獄の郵便屋を川に落とし逃げろと言ったアシリパ。

・海賊から奪った拳銃を川に捨てた杉元。喧嘩は終わり。

・白石がそこもうちょっと詳しくと聞くので暗号は解けない理由を海賊は語る。

・仮面の飴売りが何かを握っている?

・おれは王様になる!!(海賊だけにワン〇ースネタ?)と夢を語りだし二人に仲間になれとスカウト。

・杉元の夢は?杉元の過去が…。

・杉元の背嚢から平太師匠の煙草入れを見つける海賊。


大暴れする杉元はやはりカッコいいですね。こういうのが見たかった!!

ずっと爪を隠したままの狼ではなかったよね。

戦場帰りを舐めんなよとばかりに拳銃奪うシーンとか。


刺青人皮を引っぺがすために親分に近づいた海賊さん。男娼のふりして近づいたのか、いや、互いに囚人同士と知ってたからあんたとねんごろになりたいとか言って近づいたのかな海賊さん。気を引こうとしたが親分にはお見通しだったというわけか。さすが。(姫が囁いたかもしれないね…あの男は危険だと)もしくは親分はノンケには興味ないのかもな。ん?海賊さんはどっちだ。両方か?

しかし、いきなり布団の上で裸でいる海賊さんの絵で察しろという…これ事後だろうか前だろうか。これ以上は描きたくないよね、わかります。


仮面の飴売りはやはり自分の体の刺青のうえに入れ墨を入れたのかな。だから暗号は解けない、なのか?んー…それよりも、鶴見さんが杉元が集めた皮とかを広げて暗号解読を試みていたと思うんですがその後どうなったんだ。暗号解読は脳病院行きでなんとかって言いながら。解けなかったのかな。

本当に刺青人皮は暗号が隠されているのか?意味のないものなんじゃないかって思えます。


海賊が語る俺は王様になる!

俺の国を作るという…金塊が見つかればの話。面白いから白石は好き、強い男はもっと好きだと杉に言う海賊。手を組まねえかと二人を抱き寄せる。フレンドリーですね。

なんで皆、国を背負いたがるのかね。杉元はつぶやく。

海賊は聞く。杉元、家族は?「いねえよ」

死んだのか?「まあね…結核さ」(海賊の家族は疱瘡で亡くなり幼心に自分が王様になればだれも疎まなくなると思い夢を持って明るく生きている)

杉元は過去を思い出す。

結核で病院に空きがないため自宅で寝込んでいる父を看病する佐一少年。

「父は言う。お前はやさしい。そのせいでいつも損な役割を引き受ける。」

父親もやさしくおせっかいな性分だったようだ。父と息子は顔も性格もよく似ていた…。


黒猫が帰ってきた。黒猫は結核を治すんじゃなかったのか、お前も役に立たねえな。

そういって猫のお尻をポンポンと叩く佐一。

スチェンカして暴走してた時、杉元は「俺は役立たずっ」と言ったことがある。その意味の中にはこのことも入っていたんだろうな・・・。父に何もしてやれない役立たずと。


父は言う、「家を出なさい。結核に捕まるな、自分のために生きるのは悪いことではないんだぞ佐一…」

傍を離れれば父はそのまま亡くなる。苦渋の決断だった。一度は家から飛び出したが家の前で思いとどまる。咳をする音…ひとり残す罪悪感。後ろ髪惹かれる思い…

親に似たやさしい性分は変えられない。

「負けねえぞ 俺は生きてやる 殺してみろっ 俺は不死身だ!!」

強い決心で父の元へ引き返す佐一。


1、2巻あたりでのエピソードですね。結核で家族3人亡くしたから杉元家は村から忌み嫌われていた。父が死んだ知らせが届いたのでもうこの家に帰る人はいないからと家を燃やした佐一。この村を出る。

いずれ自分も結核になるかもしれないから一緒に連れてってと願った梅ちゃんを殺したくないからと拒み、1年2年経ったら梅ちゃんを迎えに行こうとしていたが…行ったら…寅次と梅子の祝言が。遠くから花嫁姿の梅子をずっと見ていた佐一…。


海賊はさらに聞く。「金塊を見つけたら自分の幸せのために何をするつもりだったんだ?」

「何か夢は無いのか?」


村で幼馴染と楽しく過ごした日々、苦しく家族が一人ひとり亡くなる日々…好きな娘には何もしてやれない。自分の居場所を消して一人旅立ったあの日。(この放浪生活で京都に行ったことあるのかな)

辿り着いたのは軍隊。戦争。

夢破れ、心傷つき何もなかった佐一には何が残ったのだろう。丈夫なこの体だけだったかもしれない。それなら生きてやろう。あの時誓った俺は不死身だ。

沢山のキャラの過去エピソードがあるなか、杉元の過去はあまり語られることなく、印象は薄かった。でも日常のこういう差別や偏見、病で痛む心のほうが身近でよくわかる。今この世では。

ようやく主人公の杉元の事を描いてくれたので杉元ファンの私は嬉しい。そしてちょっと涙目。初めて見る父親の顔。杉元そっくりだ。顔も目つきも性格も。お父さんは良い人だったんだな。「私」と言っていたので。何をしていた人だったんだろう。何かを教える立場の人だったのかな。


杉元の金塊が欲しい理由は梅ちゃんの目を治すことだが、それはもう過去になりつつある。

今は幼き恩人アシリパの為に役に立ちたいんじゃなかろうか。アシリパの役に立った後はどうするんだろう。今は元軍人で放浪しているから何か職について誰かと結婚し家族をもうける…そういう暮らしは杉元には合わないのかな。一匹狼で生きていくんかな。


海賊さんはフレンドリーで人の懐に入るのが上手いかもしれない。そしてわかりやすい夢を語るのが得意だったかもしれない。だから子分を何人も連れていたのかも。

海賊の語る過去は本当だろうか。杉元に同調して言ってるだけに聞こえたが気のせいだろうか。コイトちゃんとは何のつながりもないのか。そうか…残念だ…ちっ。


俺は不死身の杉元だと叫んで、ふいいいいいいってシマエナガの羽ちぎってた杉元の姿を思い出した今日…

お花を眺めたり自分の下半身丸出し映像見てヤダーって頬を赤らめるあの乙女杉元はいつ頃形成されたんだろう。

そんな杉元さんを色々考えながら過去エピを見る私…。

どうか救われてくれ杉さん。


ではまた。

カシス's Ownd

自由気ままに描いたゴールデンカムイ等の二次創作掲載。※無断で転載盗作等お断りします。

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