上等兵たち…金カム243話感想。
※うろ覚え文です。オマルは痛いです。
二週ぶりですね。みなさまこんばんは。
今回は待ちに待った尾形回ですが過去を引きずる悲しいお話ともいえます。
ですが暗さを違う方向で明るくしていった宇佐美探偵…。
まずは話の流れをおさらい。長いです。
・札幌の娼婦連続殺人事件の犯人を菊田特務曹長が逃したので宇佐美は引き続き「せいし探偵」をしていた。しこってます。
菊田さん、おかしな野郎つながりで尾形上等兵の話題に。宇佐美的には「あんなやつと一緒にしないでほしい、甘えん坊のハナタレ小僧!!」
・203高地で戦死した花沢勇作少尉について~尾形が杉元に冬の川に落とされて入院していた時のことを菊田に話しだす宇佐美。(手は動かしたまま)
尾形が勇作の後頭部を撃ったことを菊田は知らなかった
「仲は良さそうだったのに」菊田にはそう見えたらしいが、兄の間近でしゃべりかける勇作に対し尾形の首があきらかに避けている 顔は無表情
仲が良さそうという言葉に…宇佐美は笑う。
・時は203高地。尾形が狙撃している最中に鶴見がやってきて「勇作殿は思った以上に勇敢な人物のようだ 皆の心を掴まれている」と告げ、尾形は殺さない方向で、と理解する。(17巻)
その後、宇佐美がやってきて「勇作殿が消えれば百之助が父上から寵愛を受け花沢閣下を操れる」って言ってたのにな、つまんねー
尾「汚れの無い偶像として利用価値があると判断したんだろう」
宇「単なる親の七光りでしょ 鶴見中尉も勇作殿を美化しすぎてないだろうな?」
尾「化けの皮をはがせば中尉も気が変わる 一皮むけばみんな同じだ」
ロシア兵を殺しても悪かった思いはない、それなりに非があるから殺される、誰だって罪は犯しうる、そいつらを殺したって罪悪感なんてないだろ…
宇佐美「ないね」全肯定。同じ考えだ。
「両親からの愛のあるなしで人間に違いなど生まれない」「そのとーり」
そういいながらロシア兵捕虜を一目のつかない場所へ連れていく二人。
旅順に来て一度も殺していない勇作にロシア兵(捕虜)を殺してくださいと勇作に言うが清廉潔白な彼は拒否。(17巻)
「勇作を殺して父上がオレに愛情があったとわかれば しょせん勇作だってオレと同じ人間になりえた道がある …そう思わないか?」「思う」
↑この文章が理解できない。どういう意味なんだろう。父上が勇作以上に尾形に愛情があれば勇作も妬みや嫉妬で手を汚す人になっていったという意味なのかな?うーんわからんな。
だが父親は尾形に見向きもしなかった
「だからアイツ 勇作殿が清いまま死んでったからモヤモヤしてるんです カワイイでしょ?笑」
(なぜかここでフィニッシュ?宇佐美探偵…)
菊田「付き合ってられん…」あきれながら。
(菊田は勇作と尾形の話どう思っただろう、そこが聞きたい。)
・造反組を裏で煽っていた尾形を知っていた宇佐美
鶴見中尉殿の何が不満だ?
花沢閣下暗殺後 馬車の中で尾形をねぎらう鶴見中尉のナデナデェ態度に運転席の宇佐美はやきもち。
鶴見、馬車から退出後、宇佐美は馬車の中にいる尾形に話しかける。
第七師団長になるのが目的で閣下殺しを引き受けたの?→いや、最後にいろいろ話したかったから
師団での(尾形の)力が強まれば中尉殿から愛してくれると期待してたんじゃねえだろうな?→‥ねえよ
「満鉄」の事を調べてみろ 中尉殿はお前の親父が邪魔だっただけさ
閣下殺害理由は尾形とは関係ない別の理由があったからへそ曲げた?
勇作を殺したのに親父は愛してくれない、
親父を殺したのに中尉は代わりに愛してくれない、
誰もお前を愛してくれる人がいなくて不貞腐れて
全部中尉殿のせいだって逆恨みしてんだろ
百之助なんて勇作やコイトのぼんぼんと同じ駒のくせにry
宇佐美は入院している尾形に好き放題言うが尾形はこう答える(小声で宇佐美を近づけさせて)
「その陳腐な妄想に付き合うとすれば宇佐美は駒でも一番安い駒だな」
銃剣を突き刺そうとする宇佐美にオマルで殴り逃亡する尾形。
病院逃亡後 他の造反組と合流予定らしい。三島一等卒が追っている
宇「俺は駒じゃないよな」
・鶴見中尉殿を困らせに尾形も札幌の連続殺人事件に来るはずだ!
(またしこり始める
次のページで銃を撃つ尾形…意味深鉄砲?繋がり
「やっと左撃ちに慣れてきた」カモを持ち帰ってきた
土方「では狙撃兵は完全復活したわけか」
尾形「いいや…狙撃兵は”人間を撃ってこそ”だ」
ここまで書いてて疲れました。感想終わりで良いですか。あ、駄目か笑
ちょっとメモ的な感じでいっぱい書き出しました。
尾形と宇佐美は上等兵ですが宇佐美のほうが年上らしいです。確か作者が質問に答えていたと思うんですが。常にテンション高めの宇佐美に、常に平常心無表情の尾形。
戦地で尾形の言うことにうんうんと肯定する宇佐美。(子供の頃の宇佐美の変わらないところ。何でもにこにこうなづく))罪悪感の無いもの同士近いものがあるんだな。尾形もこういうこと言える相手が宇佐美しかいなかったんだろうな。
(最後はキレてオガタを刺そうとするところも子供の頃の宇佐美だな)
・・・菊田の言うおかしな上等兵たち。
勇作を殺したことで尾形本人の知らぬ間に「罪悪感」が生まれていたんだろう。それを否定する尾形。でも罪悪感=勇作の幻影は悪夢として出てくる…。「勇作…殿」という寝言は驚いた。勇作を殺した直後からもしかしたら夢に出てくるようになったのかな。
勇作の幻影は尾形が作り出した心残りの形かもしれないが 勇作自身の兄への思念かもしれないな。思い残し、情念というか…恨みというよりか自分を殺した兄への寂しさを憂いている。
17巻で戦場で後頭部を撃たれたとき、勇作はこちらを振り向き起立の姿勢をした。直後アシリパの現実の姿と重なる。 撃たれて振り向き姿勢ってこれは夢? 本来なら撃たれたら即崩れ落ちるよね…多分。あの勇作の起立の姿勢が気になる。兄様のお気持ちを考えたらこうなることはわかっていました、という意味なのかな。もしくは僕は死に行きますが兄様はご無事で、なのか。
樺太の少数民族のシャーマンのお祓いで勇作の悪夢は解けたんだろうか。
右目を失って寝込んだ時はもう悪夢は無かったのかな。私はまだいると思ってるんですが。
なんか尾形の守護霊のようにいるんじゃないかなって。なんて。
最近思うんですが…
尾形にとって勇作さんは最後の尾形を愛してくれる人だったんではないか。
父上も本当は尾形を愛していたのではないか。死ぬ前に倅と言ってたし。(呪われろと言ったけども)行動では示してないけども。
2人とも、本当は殺してはいけなかった存在だったのではないか。
尾形に「後悔」という気持ちは無いかもしれないが失ってわかる無念さ、寂しさがあると思うんですよね。尾形自身は気づいていないだろうけど心のどこかで父上や弟を愛していたんじゃないか。
尾形の造反理由については…杉元が言っていた「引っ掻き回したいだけ」かもしれない。
中央のスパイ説が有力かなと私は思ってたんですが同じくスパイの菊田さんとは接点無さそうだし…(あるのかわからない) 密命を負ったスパイならなぜ樺太でアシリパに殺してみろとか自身の命をさらすことになったのか。まあ、正体ばれそうになったら命を落とす覚悟はするものでしょうけど、スパイは。
宇佐美の言う通り「鶴見を困らせたいだけ」なのかな。これは…金カム読み始めたときそう思いました。ただただ鶴見に対しての嫌がらせなのかなと。
今まで人を騙したぶらかし、誑し込んできた鶴見。その報いを受けさせるために尾形は暗号を金塊を横取りしてやろうと思ったのかなと。
んー…尾形自身の目的がまだ明かされないのはどうしてだろう。どうしてですか先生。
本当は尾形に大した目的はなくて人気維持のために居るだけなの?と邪推してしまいます。
人気キャラ消したら大変ですからね。ぷんすか。右目失ったときなんて言葉失いました。
宇佐美はどんどん都合の良いキャラになって行ってる気がします。
こんなに尾形の記憶に登場するとは…。
宇佐美の幼少の頃の酷い行い、普段はニコニコできる人の良さ、しかし嫉妬で人を殺める気性の荒さ。…今後の宇佐美はもしかしたら命が危なくなるかも。なんて。
尾形の回になるとシモ関係のお話や性的なお話がくっついてくるのはなぜでしょう。ちん〇関連のね。
気のせい?んー…尾形自身にそういうエピソードは勇作と遊郭行って、誑し込もうとしただけだし。
白石や宇佐美が下ネタありすぎるのか笑
なんか色々考察が長くなりましたが今日はここまで。
↓妄想絵)馬車の中で密室の中で何が行われたのか気になる宇佐美。
鶴見にどこナデェされても無表情なんだろうな尾形は。
新刊22巻、楽しみですね(加筆
※個人の感想です。
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